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fate/EX=zero
天才少女の月旅行
1回戦閉幕
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バーサーカーはともかく

「そういえばルヴィア、こっちの真名はわかったの?」

「ええ、ある程度の予想は立っていますわ」

なんと、私は皆目見当がつかなかった
そもそも女騎士という時点で限られると思ったのだが図書室でも女騎士なんて見当たらなかった

「それじゃあ答え合わせしてみようか、私のバーサーカーの真名は?」

「戦士女王ゼノビアでなくて?」

「……バーサーカー?」

「どうしました?」

うん、多分違うな

そもそもバーサーカーに適正を持ち女性で騎士なんて居たかなぁ?

「なっなんですの!無視して!」

「あぁ、はいはい……そろそろ着くな」

岩でできたフィールド

どこか山を思わせる地形でできている

「さて、特にあなたとは話すこともないし……始めようか」

白衣のポケットから黒鍵を取り出しいつでも投げれるように構える

「そうですわね、これから殺す相手のことなんて知りたくもないですわ」

ルヴィアも宝石を手に構える

「バーサーカー!」
「ランサー!」

お互いのサーヴァントが槍を振るい突撃していく


「せい!!」

私は手にしていた黒鍵を投げる……ルヴィアの方へと

「何!マスター!!」
ランサーがルヴィアを庇ううちにバーサーカーは勢いよく近づきランスを振りぬく

「まさかマスターに直接攻撃してくるなんて!あなたは戦いをなんだと思っているんですの!?」

ルヴィアには悪いがこれは試合でも戦いでもなくただの殺し合いだ

手段を選んではいられない

「コードキャストoperation(future)」

operation(future)による演算で常にランサーの体力を予測しておく

いつトドメを刺したら戦闘続行のスキルでさえどうしようもない致命傷を与えられるのかタイミングを逃さないようにしなくては

「スパルタダァァァァァァァァァ!!!冷静に行くぞぉぉぉ!」

どちらがバーサーカーなのかわからないほどの叫び声を上げるランサーに果敢にランスを振り回すバーサーカー

「それのどこに冷静な要素があるんですかね!?私はお姫様にいいとこ見せないとダメなんですよ!」

ランサーのガードを私が予測してバーサーカーが盾をうまく避けて打ち込ませていく

「ランサー!掩護しますわ!」

宝石をぶん投げ爆発させるコードキャストcall_gandor(64)

私が予選で人形に使ったものと同じものを使用するルヴィア

宝石使いはどっから宝石代を賄っているんだろう

operation(future)の効果で思考が加速しているせいだろうか
そんなことを考えながらポケットから取り出した鏡の破片を媒体とするコードキャス
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