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fate/EX=zero
天才少女の月旅行
1回戦閉幕
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坂凛は壊滅的なまでに仲が悪いんだったな

「父親のこと?それなら気にしないでいいわよ」

笑顔で話す遠坂凛

私は父親を知らないが実際どうなんだろう?

諸説あるが人間三大タブーとして親殺しが入ることもある

「私はアレを父親だなんて思っていないから」

「…そう」

遠坂時臣も遠坂凛も北欧財閥にとっては同じテロリストだが実際のところやっていることは同じでも目指している物が違うのだろう

人間関係って難しい

私にも父親が居ればあんな感じになったのだろうか?

「そういえばさっき教会の方でダン・ブラックモアを見かけたわよ、あんな人まで出てくるなんて本当、大物揃いね聖杯戦争っていうのは」


ダン・ブラックモアと言えば西欧財閥の一角 イングランドの女王陛下の懐刀だったはずだが

聖杯戦争に参加しているとは全く気が付かなかった

今後は彼もマークしておいた方が良いだろう

「本当大物揃いね、遠坂さんもそうだしこの年にして隠居状態の私には荷が重いかもしれないわね」

私がそう言うと遠坂凛はニヤリとして

「あら、魔術回路がボロボロになってっていうのは本当だったのね、でもあなたは別にその魔術回路だけで天才と言われていたわけではないでしょう?」

「うーん、でも魔術回路ありきなところもあったからね」

でも可愛い女の子に素直に褒めてもらえると嬉しい…というのはバーサーカーがうるさくなるので黙っておこう


「さて、私はそろそろ時間だから行くわ」

遠坂凛が扉へ歩いていく

確か遠坂凛の相手のサーヴァントはクレタ島 クノッソスの迷宮を作り上げた職人ダイダロスだったか

恐らくキャスターだろうしタイマンで戦わされるこの聖杯戦争向きではないだろうなぁ

「さて、私達も行こうかバーサーカー」

返事はないがうなずいた気配がある

さて、言峰神父に話しかければいいんだったかな

「外道…言峰神父、準備できました」

「良いだろう、決戦場への扉を開こう、ささやかながら幸運を祈ろう。再びこの校舎に戻れることを。そして…存分に、殺し合い給え」

アリーナで手に入れた2つの鍵を扉へはめると扉はエレベーターへと姿を変えた



エレベーターは透明な壁に区切られ向こう側にはルヴィアが見える


私が乗り込むとエレベーターは動き出した


「…………」

「…………」

「…………」

「んー、暇ですねぇ」

沈黙が続く中バーサーカーが口を開く
こいつ、ルヴィアでさえ黙っているような状況でよく話せるな

「ほらほら、お姫様下をご覧になってください!あそこで戦うんでしょうねぇ」

「…………」

「お姫様〜?」

緊張感のない
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