第140話
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の実家に顔を出した。
〜西通り・アパルトメント”ベルハイム”〜
「まあ、ロイド君じゃない……!今までどこに行っていたの?それにセシルも……!あの手紙の内容は本当だったの!?」
部屋に入って来たロイド達を見たセシルの母―――レイテは驚いたり慌てたりし
「お、おばさん、落ち着いて。……久しぶりに会えてうれしいよ。」
「フフ、手紙の内容通り、私はリウイさんと結婚しているわ。」
ロイドは苦笑し、セシルは微笑みながら答えた。
「そう………セシルの無事も確認できた上ロイド君も帰ってきてくれたし、おばさん、本当に安心したわ。外は危ないわ、おばさんちに隠れていなさいな。」
二人の答えを聞いたレイテは安堵の溜息を吐いた後真剣な表情でロイド達に提案した。
「いや、ありがたいけど……どうしても行かなきゃならないところがあるんだ。おばさんは、ここで待っていてくれ。」
「……私も同じ。ロイド達について行けば、ようやくガイさんの死の真相がわかるもの。」
「そう………わかったわ。でも、気をつけて行くのよ?あなたたちに何かあったら、私、もう……」
ロイドとセシルの答えを聞いたレイテは頷いた後心配そうな表情でロイド達を見つめた。
「ああ、もちろんだよ。……また後でね。」
レイテの言葉にロイドは頷き
「セシル。………ちょっとの間だけでいいの。色々と聞きたい事があるから残ってくれないかしら?………その………貴女の結婚相手の事やどうして私達に黙って結婚したのか聞きたいし…………」
「………わかったわ。ロイド、私は作戦開始の時刻が近づいたら知らせて。玄関で待っているツァイト君と一緒に指定の場所に向かうわ。」
レイテに見つめられたセシルは頷いた後ロイドに視線を向けて言い
「わかった。」
セシルの言葉にロイドは頷いた。その後ロイド達はセシルとツァイトを残した後街の探索に戻り、イアンにも会って状況を聞く為に事務所に行ったが鍵がかかっていて、近くの店で事情を聞く為に店に入るとそこにはイアンの助手であるピートがいた。
〜タリーズ商店〜
「ああ、特務支援課の皆さんっ………!」
「君は、イアン先生の助手のピート君じゃないか。一人みたいだけど……先生はどうしたんだい?」
ピートに話しかけられたロイドは目を丸くした後真剣な表情で尋ねた。
「イアン先生は、この状況をみてオルキスタワーに抗議しに行ってしまったんです。僕をここに預けていってから、それきり連絡もとれなくて………」
「イアン先生が………心配ね。」
「タワーに行ったとなると、もしかしたら大統領に拘束されたかもしれません。」
「急いだ方がよさそうだな。」
ピートの話を
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