第139話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「その通信器……見た所、暗号化通信まで使えるタイプのようだな。中々どうして、軍も顔負けなんじゃねえか?」
ランディは目を伏せた後口元に笑みを浮かべて尋ねた。
「はは、軍も顔負けというのは流石に過大評価ですが………よくご存知ですね。まあとりあえず、国防軍に通信を解析されるわけにもいきませんからね。そうそう、ちなみにこの通信器は高性能なだけあって、その分ミラも相当かかっていましてね。副所長からどんなことがあっても壊すなと釘を刺されているので、持ち運びには相当気を遣うんです。なので僕がここにいるのは他の方にはくれぐれも秘密にしておいてくださいね。」
レインズの説明を聞いたロイド達は脱力し
「……いかにも民間らしい発言ですね。」
リーシャは目を伏せて言った。
「はは、そうなんです。ほんと苦労も絶えませんよ。………それはともかく、随分と話し込んでしまいましたね。僕は引き続き、この場所で外の人間と連絡を取る予定ですが……皆さんもオルキスタワーに突入される際は、くれぐれも気を付けて下さいね。」
「ええ―――ってその話はしていなかったと思いますが。まあとにかく、時間もないので俺達はこの辺で失礼します。レインズさんもここでの活動には十分気を付けて下さいね。」
「ええ、もちろんですよ。」
そしてロイド達は外に出た。
「それにしてもR&Aリサーチ、ですか…………さすがはリシャールさんが指揮をしているだけあって凄いです。」
「ああ、なんつうか相当優秀な組織みたいだな。」
「ええ、何といってもあのリシャール元大佐の会社だから。」
ティオの言葉にランディとエリィは頷き
「まあ、とりあえず必要以上に勘ぐっても仕方ない。とにかく今はタワー突入の準備を進めよう。」
ロイドは真剣な表情でエリィ達を見回して言った。
その後ロイド達は街の徘徊に戻った…………………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ