第138話
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なるほどな……」
「市民に被害がまだ出ていないのが不幸中の幸いね………」
警察の受付嬢とレイモンドの話を聞いたランディとエオリアは疲れた表情で溜息を吐き
「一刻の猶予もありませんね……」
ティオは不安そうな表情で呟いた。
「しかし、大統領一派を押さえるとなると……オルキスタワーを攻略する必要があるってわけだね?」
「ああ、既に大まかりな段取りは出来ている。市内に残った遊撃士達と連携もできそうだしな。あとはお前らが来るのを今か今かと待ってたわけだ。」
ワジの疑問にセルゲイは頷いて答えた。
「課長………」
「………待っててくれて感謝です。」
セルゲイの話を聞いたエリィは明るい表情をし、ティオは静かな笑みを浮かべて呟き
「それで、具体的な段取りはどのような………?」
リーシャは真剣な表情で尋ねた。
「現在、タワー前には先程の”魔導兵”の大群が守りを固めているようだ。それを、ここにいる全員と遊撃士たちで強襲する。」
「その隙に、突入チームが車両でオルキスタワーに突入………そのままタワーの制圧を開始するっていう段取りね。」
「えっと………何ていうか……」
「かなり強引な段取りだが勝算はあるのかよ?」
ダドリー達の説明を聞いたノエルは苦笑し、ランディは呆れた表情で尋ね
「どうやら国防軍のほとんどは市外に回されているらしい。おそらくタワー内にいるのはアリオスを始め少数のはずだ。」
「ジオフロントからのルートは相変わらず封鎖されとるからなー。このあたりが現状で取れる最善の策といったところだ。」
「……なるほど。」
「そうなると……」
セルゲイ達の話を聞いたロイド達はそれぞれの顔を見合わせた後再びセルゲイ達を見つめて尋ねた。
「その突入チームというのはもう決まってるんですか?」
「いや、これからだが……―――お前達、まさか。」
ロイドの質問を聞いたダドリーは呆けたがある事に気付いて真剣な表情にし
「ええ、できれば突入チームは俺達に任せてください。タワーにいるキーアをこの手で取り返すためにも。」
「ああ、そいつばかりは他の連中には譲れねぇな。」
「タワー内のセキュリティならわたしがいれば役立ちます。」
「私も………ベルやおじさまを直接問い詰めたいと思います。」
「それは私も同じ事です。まだガイさんの死の真相についてアリオスさんから何も話してもらえていないんですから。」
「一度、国防軍として彼らに加担した身ですけれど……だからこそ放っておけません。」
「まあ、このメンツだったら修羅場も潜り抜けてるしね。チームワークのことを考えると打ってつけなんじゃないかな?」
「きっとお役に立
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