第138話
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う……………ですか…………………」
(エリィ……………)
エリィは悲しそうな表情で呟き、ロイドは複雑そうな表情でエリィを見つめていた。
「………局長。色々と言いたい事はありますが………一つだけ聞きたい事があります。」
その時ダドリーは複雑そうな表情で黙り込んだ後ヴァイスを見つめ
「何だ?」
ダドリーの言葉を聞いたヴァイスはダドリーを見つめて尋ね
「貴方達はクロスベルを支配する為の近道として我々警察や警備隊を利用し、それぞれ”教団”の事件で空いたトップや上層部の座に着いたのですか?」
尋ねられたダドリーは厳しい表情でヴァイスとギュランドロスを睨んで尋ねた。
「正解だ。――――と言いたい所だが、少しだけ間違っているな。」
「ハ……?」
「……………それは一体何ですか?」
ヴァイスの答えを聞いたダドリーは眉を顰め、セルゲイは不思議そうな表情で尋ねた。
「”正義の在り処”に悩むお前達に教えるためだ。」
「ああ………”正義”に頼らず、”信念”で前を見続ける事を教える為にな。」
そしてヴァイスとギュランドロスはそれぞれ答え
「”信念”で前を見続ける………?」
「一体それはどういう意味なのですか………?」
二人の答えを聞いたダドリーは不思議そうな表情をし、エマは尋ねた。
「”正義”とは謳い文句としてはいいが、俺達からすれば自分達の歪んだ行動をも周りの者達に認めて貰い、正当化する為のただの言い訳だ。それに”正義”は見方によっては”悪”になる。」
「ディーターがその”歪んだ正義”―――”悪”の例としていい例だろう?」
「……………………………」
ヴァイスとギュランドロスの説明を聞いた警察関係者達は複雑そうな表情で黙り込んだ。
「要するに誰かに認めてもらう事や言い訳をしない為に真っ直ぐと前を見つめて歩き続ける事ができる事をお前達に知ってもらいたかったんだ。――――例えばロイドの兄、ガイ・バニングスとやらのように。」
「俺達は自分が正しいと思ったからこそ、あんな宣言をした。だからお前達もお前達なりの”信念”を持って自分達の道を行きな。」
そしてヴァイスとギュランドロスはそれぞれ”覇気”を纏って答え
「………………………」
二人の言葉を聞いたロイドは複雑そうな表情で黙り込み
「……………了解しました。」
ダドリーは静な口調で頷いた後決意の表情になり
「………今までありがとうございました………――――今後は生まれ変わったゼムリア大陸の治安を守る為、俺達も手伝いますけど女性達とデートばかりせず、しっかり働いて下さいよ?」
セルゲイは静かな表情で敬礼をした後口元に笑みを浮かべてヴァイスを見つめて尋
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