第137話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「うん……!」
セリカの言葉に頷いたサティアはセリカと共に戦闘を再開し、エステル達も戦闘を再開した!
〜クロスベル市〜
「何とか課長たちと連絡を取りたいけど……なんだ?この青白いモヤは?」
一方その頃市内に潜入したロイドは青白いモヤに包まれた周囲を見回し
「毒ガスや催眠ガスの類いって訳でもないわよね?」
「生物に影響がないといいのだけど………」
「さすがにそこまで愚かな事はしないと思うのですが……」
カーリアンは周囲を警戒し、エオリアは心配そうな表情をし、リタは真剣な表情で呟き
「まるで僧院や塔で出ていたような………」
「何となくですが………以前リフィア捜索の時に入った”僧院”の雰囲気に似ている気がするのですが……」
「ああ……それは俺も思った。」
「人通りも………全然ありませんね。」
エリィとエリゼ、リィンとノエルはそれぞれ不安そうな表情で呟き
「まあ、街の外で戦闘が起こっているから避難してるんだろうけど………」
「お父さん達は大丈夫かしら?」
「……いくら何でも民に手をかけるほど奴は愚かではないだろう。」
「そんな事をすれば、民達がどんな反応をするかわかりきっていますしね……」
「………………………」
ワジは考え込み、セシルは心配そうな表情で呟き、ツァイトとエリナは重々しい様子を纏って呟き、ティオは呆けた表情で黙り込んだ。
「ティオちゃん?」
「なんだ、どうした?」
その時ティオの様子に気付いたエリィとランディがティオを見つめて尋ねた。
「………中央広場から共鳴音が聞こえます。あの大鐘です。」
「ええ、私達にも聞こえました。」
「”僧院”の時と同じ音だよ!」
そしてティオとセティ、シャマーラはそれぞれ答え
「なに……!?」
答えを聞いたロイドは声を上げ
「……行ってみましょう。」
リーシャは真剣な表情で提案した。そしてロイド達は走り出して中央広場に到着した。
〜中央広場〜
中央広場に到着するとそこには共鳴している大鐘に青い結界が包み込まれていた。
「これは……!」
「クロスベル市を包んでいた”結界”と同じような……」
大鐘の様子を見たロイドとエリィは厳しい表情をし
「多分、同質のものです。………そして鐘の共鳴がこのモヤを発生しているのかと。」
ティオが真剣な表情で答えた。
「おいおい、何のために―――」
ティオの答えを聞いたランディが表情を厳しくしたその時、鐘の音が聞こえてきた。
「これは……!」
「―――来るわよ!」
「―――気を付けて。周囲から来ます。」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ