第136話
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ステルさんの事が大好きなんですから〜。」
「ア、アハハ………大好きな母親に似るというのはよく聞く話だものね……………」
マリーニャは口元に笑みを浮かべ、サリアは嬉しそうな表情をし、シュリは渇いた声で笑い
「フフ……ひょっとしたら嫉妬深い所も受け継がれているかもしれませんね。」
「エステル…………祖先……フィーナ………エレナ………嫉妬………してた………」
エクリアはセリカに微笑み、ナベリウスは静かに呟き
「………………」
セリカは表情を引き攣らせて黙り込んだ。
「しかしさっきケビンは”神”が2柱そっちに協力しているって言ってたけど、もう一柱は貴女だったわけだ?」
「ええ。今私が乗っている船は私の加護によって強力な結界を付与させていますから、そう簡単に落とされる事はありませんから安心して下さい。」
ワジの疑問にエイドスは頷き
「なっ!?」
「へえ?”メルカバ”に貴女の加護なんて、僕達にとっては光栄過ぎな事じゃないか。こりゃ何が何でもそっちの船を”神機”に撃ち落とされる訳にはいかなくなったようだねえ?ケビン。」
エイドスの話を聞いたアッバスは驚いて声を上げ、ワジは静かな笑みを浮かべて呟き
「当たり前や!!というか空の女神御自らが乗船していなくても落とされてたまるかっ!!」
ワジの言葉に答えるかのように画面端末からケビンの声が聞こえ
「あ、どうせならさ。後で僕の船も貴女の加護でパワーアップしてくれないかい?そうしたら今後の活動で色々と便利になりそうだし。」
「いい加減にしろ、ワジッ!!」
「洒落にならんことばかり提案すんなやっ!?お前、空の女神を何やと思ってんねんや!?」
さらに静かな笑みを浮かべて言ったワジの提案を聞いたアッバスとケビンは同時に怒鳴った。
「クスクス……まあそういう訳ですから、今回の件はクロイス家の者達に”至宝”を授けた私の責でもありますから、今回の事件が終息するその時――――貴方達がキーアという名前の一人の少女を取り返すまでは私も先祖や子孫共々協力させて頂きますね。」
ワジ達の会話を微笑みながら聞いていたエイドスは表情を真剣に変えて答え
「あ、ありがとうございます……!」
「空の女神御自らに協力してもらえるなんて………本当に光栄です。」
「いや〜、色んな意味で反則すぎる味方だよなあ。」
「まあ、空の女神が味方にいれば、わたし達の敵は空の女神に反逆する罰当たり者になりますものね。」
「やれやれ………女神自身が参戦するというのなら、”眷属”の私も最後まで力を貸さないといけなくなったようだな………」
エイドスの答えを聞いたロイ
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