第76話命の重さ
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のと同時にーーー命を救ったのか?
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あの後、色々考えた。オレが最低限罪を償える方法を。オレはあの元ラフコフーーー死銃を倒して、これ以上殺しをさせないために、奴の心をあの鋼鉄の空に浮かんでいた城から解放する。
「安岐さん。さっきは、その・・・ありがとうございました」
「な〜に、いいってことよ」
オレはさっきのことについて安岐さんにお礼を言って、《アミュスフィア》を被った。
「8時過ぎまでは何もないと思いますけど・・・多分、10時までには戻ります」
10時には戻る。10時には全てを終わらせる。オレはそう心に決めて、ベッドに横たわった。
「それじゃあ、行ってきます」
「はいな。行ってらっしゃい、英雄ライリュウ君♪」
まさか安岐さんからそう呼ばれるとは思わなかったな。でも気にするな。オレは英雄じゃない。オレはーーーオレはあの城から始まった悲劇の連鎖を断ち切るドラゴンだ。
オレは目を瞑り、再びあの銃の世界に飛び込む言葉をこれから言い放つ。オレに死銃をーーーあいつを倒すための力をくれ。
「リンクスタート!!!」
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