第38話
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!」
ギデオンは魔獣達に指示をした後テロリスト達の後を追って行った。
「くっ……負けないよっ!」
「―――大型魔獣2体。戦闘パターンは分析済み。」
「Z組A班、全力で撃破する!」
「おおっ!」
そしてリィン達は戦闘を開始し、協力して魔獣達を撃破し、そしてギデオン達が向かった大穴に急行して調べた。
「くっ……!」
「時間が惜しい……!追いかけるとしよう!」
テロリスト達が既に遠くへと去った事にリィンは悔しがり、ラウラは真剣な表情で言い
「父さん!血が出てるじゃないか!」
「掠り傷だ……問題ない。それより……お前も殿下達を……!」
「くっ……わかった……!」
レーグニッツ知事の言葉にマキアスが唇を噛みしめて頷いたその時パトリックがかけつけてきた。
「ま、待ちたまえ……!僕も助太刀させてもらうぞ!」
「パトリック……いや、あんたにはできればここを守って欲しい。」
「まだ外には大型魔獣や人形兵器もいるし、知事さんも怪我してるからね。」
「だ、だが……」
リィンとエリオットの頼みにパトリックは判断に迷ったが
「僕からも頼む……!君の腕だったら安心だ!」
「くっ……引き受ければいいんだろう!」
マキアスの言葉を聞き、悔しそうな表情で頷いた。
「決まりだね。」
「よし……行くぞ!」
「ええ……!」
「知事閣下、鉄道憲兵隊への連絡をお願いします……!」
「ああ……任せたまえ……!」
そしてリィン達は大穴の中に飛び込み、テロリスト達が残した足跡を追い始めた!
〜ヘイムダル・装甲車内〜
リィン達が行動を開始したその頃、装甲車を運転しているクレア大尉はサラ教官を助手席に乗せてマーテル公園に急行していた。
「……後10分で到着します。それまで彼らにはできるだけ先行してもらうしかありません。」
「ええ、不本意ながらね。――――でも、さすがは鉄道憲兵隊(T・M・F)と言うべきかしらね。競馬場の襲撃には完璧に対処できたみたいだし。」
「……あちらは近衛隊が出動していませんでしたから。大聖堂の方はB班の皆さんが手伝ってくれたおかげですね。」
サラ教官の指摘にクレア大尉は静かな表情で答えた。
「ま、それは認めてもいいけどね。――――で、園遊会が本命ってのはどの程度予想していたわけ?導力演算器並みの頭脳をお持ちの”氷の乙女”さんとしては?」
「――――概算ですが40%程度かと。パフォーマンスとしては打ってつけの標的でしょうから。目的は革新派の面目の失墜――――その意味で殿下の身は安全でしょう。……お連れの娘さんについてはその限りではないかも
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