第38話
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ンに急行していたその頃、クリスタルガーデン内には大穴が空き、レーグニッツ知事は負傷して地面に膝をつき、アルフィン皇女とエリゼは魔獣に囲まれ、テロリスト達に銃をつきつけられていた。
〜クリスタルガーデン〜
「う、あ……」
突然の出来事にパトリックはどうすればいいのかわからず、ただ恐怖の表情で周囲を見回し
「フフ……御機嫌よう、知事閣下。招待されぬ身での訪問、どうか許していただきたい。」
ギデオンは不敵な笑みを浮かべてレーグニッツ知事を見下ろしていた。
「クッ……君達は……」
「正直、貴方にそこまでの恨みは無いのだが……”あの男”に協力している時点で同罪と思っていただこう。」
「やはりそれが狙いか……――――殿下は関係ないだろう!二人を解放したまえ!」
ギデオンの説明を聞いたレーグニッツ知事は唇を噛みしめた後ギデオンを睨んで叫んだ。
「知事閣下……」
「……………………」
レーグニッツ知事をアルフィン皇女は心配そうな表情で見つめ、エリゼは目を伏せて黙り込んでいた。
「クク、残念だがそれは応じられぬ相談だ。こちらのお二方には君達の陣営の致命的な失点になっていただく……命まで奪うつもりはないがね。」
「…………っ…………」
「………………」
ギデオンの言葉を聞いたアルフィン皇女とエリゼがギデオンを睨んだその時!
「エリゼ―――――ッ!!」
リィン達が駆け付けて来た!
「兄様……!?」
「リィンさんたち……!」
「き、君達は……!」
「来てくれたのか……!」
リィン達の登場にエリゼとアルフィン皇女は明るい表情をし、パトリックは驚き、レーグニッツ知事は安堵の表情をした。
「父さん、大丈夫か……!?」
「トールズ士官学院……ノルドでの仕込みに続いてまたもや現れたか。だが、今回ばかりは邪魔されるわけにはいかん……!」
そしてギデオンが懐から取り出した笛を吹くと魔獣達がリィン達に近づいてきた!
「……!」
「魔獣を……操っているのか!?」
「そ、それで外の魔獣も……」
「なるほどね……大方古代遺物の類でしょうね。」
その様子を見たフィーとラウラは厳しい表情をし、エリオットは真剣な表情でギデオンを睨み、レンは真剣な表情でギデオンが持つ笛を睨んでいた。
「兄様っ……!」
「皆さん……!」
テロリスト達はエリゼとアルフィン皇女に銃をつきつけてどこかへと連れて行き
「エリゼ、皇女殿下……!」
「貴様ら……!」
「フフ、それでは我々は一足先に失礼させてもらおう。―――お前達!ここにいる全員を喰い殺せ
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