第38話
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だったんだ。うふふ、レン共々大当たりね♪」
「って、しれっと特賞を当ててんじゃねーよっ!?もうヤダこのオンナ共……」
そして何事もないかのように答えたアンゼリカとレンの話を聞いたクロウは信じられない表情で声を上げた後肩を落とした。
「フッ、これも日頃の行いの差というものだろう。」
「あはは、アンちゃんは前からわかっていたけどレンちゃんもクジ運は中々強いねぇ。」
肩を落としたクロウの様子をアンゼリカは静かな笑みを浮かべて見つめ、トワは苦笑し、リィン達が冷や汗をかいて見守っていると鐘の音が聞こえて来た。
「3時の鐘だね。」
「そろそろ各地の行事も終わるくらいの時間かな?」
ちょうど15時になるとドライケルス広場で異変が起こり始めた。
同日、15:00―――
〜ガルニエ地区・ドライケルス広場〜
巡回していた近衛兵が慌てた様子で噴水に近づき
「……っ!?」
「「…………………」」
その様子を見ていたリィンとフィー、レンは厳しい表情になり
「あれ、どうしたの?」
エリオットは不思議そうな表情で首を傾げた。すると噴水の水がどんどん広がり、地面に流れ始めた!
「……これは……」
「ふむ、何かの圧力が高まっているような……」
「ああ、こいつは……」
そして噴水の様子を見たラウラやアンゼリカ、クロウが警戒したその時、噴水から水が思い切り吹き上がった!
「!?」
「こ、これって……」
「夏至祭の余興……!?」
「いや―――――」
更に少しすると地面が揺れ、マンホールがある部分から次々と水が吹き上がった!
「くっ……!」
「テロリストの仕掛け―――!」
「うん、そうみたいだねっ。アンちゃん、クロウ君!みんなの避難誘導を手伝って!憲兵さんたちも混乱してるみたいだから!」
「ああ!」
「合点承知だぜ!」
状況を判断したトワの号令に力強く頷いたアンゼリカとクロウは分散して避難誘導を開始した!
「会長、俺達も……!」
「ここはわたしたちに任せてリィン君達は動いて!君達にしか出来ない事がきっとあるはずだよ!」
「俺達にしかできないこと……」
「それって……」
トワに言われたリィンは瞬時にクリスタルガーデンにいるはずのアルフィン皇女とエリゼを思い出した。
「……!」
「マーテル公園……!」
「まさか……陽動か!?」
「間違いなさそう。」
「ま、状況を考えたらどう考えてもアルフィン皇女でしょうね。……エリゼお姉さんはそのついででしょうけど。」
そしてリィン達が”敵”の狙いに気付いてクリスタルガーデ
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