第38話
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んですか!?」
「教官……ちょっとは見直したと思ったんだが……」
「うーん、さすがにちょっとサボリすぎかもね。」
「うふふ、まさぶ”給料泥棒”ね♪」
トワの話を聞いたリィンは驚き、マキアスは呆れ、エリオットは苦笑し、レンはからかいの表情で呟いた。
「ま、まあまあ。教官達だって忙しいんだし。それにしても、リィン君たち、皇女様と会ったんだよね〜?いいなぁ、わたしも一目でいいから見たかったんだけど……」
「はは……俺達も驚きましたけど。」
「たしかに噂どおり”天使みたい”だったかも。」
「は〜、いいないいなぁ。」
「フッ、皇女殿下の愛らしさは帝国の至宝といってもいいが……リィン君の妹さんも素晴らしい素質を持っていたね。エリゼ君だったか……またお目にかかりたいものだよ。」
「ああ、エリゼだったらちょうど殿下の付き人として園遊会に出席している所ですね。」
「ほ、本当かい!?むむ、皇女殿下にエリゼ君フィー君、それにレン君を加えたら……究極15s(フィフティーンズ)の出来上がりじゃないかっ!」
リィンの話を聞いたアンゼリカは血相を変えて大声で叫んだ!
「なんか参加させられてるよ?」
「悪い気はしないかも。」
「クスクス、それぞれジャンルが違うから人気が出る事間違いなしでしょうね♪」
エリオットに指摘されたフィーは口元に笑みを浮かべ、レンは小悪魔な笑みを浮かべた。
「くっ、こんなことなら父上の言いつけに従って園遊会に出席しておけば……いや、さすがに麗人たる私がドレスを着るわけには……しまった、それならタキシードを着て行けばよかったじゃないかっ!」
一方アンゼリカは真剣な表情で悩みぬいた後ある結論を出して心底悔しそうな表情で拳を打ち付けた。
「アンちゃん、どうどう。」
そしてその様子を見たトワに諌められている様子をリィン達は冷や汗をかいて見守っていた。
「なんだなんだ、揃い踏みかよ〜?」
「クロウ先輩………」
「あれ〜、クロウ君?」
「なんだ、君も来てたのか。」
するとその時クロウがリィン達に近づいてきた。
「フン、まーな。」
「そう言えば”夏至賞”に行くとか言ってましたけど。」
「メインレースの結果はどうだったんですか?」
「聞いてくれるな……まさかあそこでブラックプリンスが来るなんて誰が予想できんだよ……しかもランバーブリッツが2番手に差し込んでくるなんて大番狂わせもいいとこだぜ……」
エリオットとマキアスに尋ねられたクロウは悔しそうな表情で答えた。
「ああ、4−5で当たりか。わざわざ懸賞ハガキを出した甲斐があったみたいだな。」
「あら、アンゼリカお姉さんも4−5
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