第十一章
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駒、いや人間がどういったものか奴が観る為の道具になっていた」
「そういうことだな、俺達は姿形は機械だったが」
ハートはチェイスの言葉にも応えた。
「心は人間のままだった」
「そのことに結局気付きませんでしたね」
「ロイミュードという種族だと思っていた」
かつての自分の考えもだ、ハートは話した。
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