壁ドッヂボール
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イドヒール》がある街とは別のところにある。なのに、なぜこの人たちがいるのか、それをまずは解決しなければ先に進めないでしょ。
「なんだ?ソフィアから聞いてないのか?」
「ネコネコに会いたくて蛇姫の鱗まで遊びに来たんだよぉ!!」
二人にそう言われた時、キッとソフィアを睨むと彼女は忘れてたといった感じの表情で目を反らす。まさかこいつ、俺たちを見て二人のことホッポリだして飛んできたのか?二人も追いかけてくださいよ!!被害被るのは俺たちなんだから。
「そしたらこんな面白そうな大会をやると聞いてな。ソフィアが出るのは見てたから、一度お灸を据えてやらねばと思ったんだ」
どうやらこの大会に出たがっていたのはカグラさんだったらしい。てっきりトビーさんあたりに頼まれて人数合わせかと思っていたのに、本気となると大変だな、対策が。
「レオン。悪いがお前にはここで恥をかいてもらうぞ」
「何?まさかリオンくんが俺に勝つつもりなの?」
一方こちらでは、ラミアの二大エースが一触即発状態。このままじゃんけんを始めたら以前と一緒なんだけど、今回はそんな収まり方をしてくれそうにないので手がかかる。
「決着は大会で着けてやろう」
「リオンくんがそこまで勝ち上がれたらね」
「それはこっちの台詞だ」
だがリオンさんの目的はあくまでこの大会でレオンを負かすこと。だから、ここで無駄な体力を使うようなことはせず、あっさりと引いてくれたので安心した。
「オオーン!!やるからには俺たちも本気だぞ!!」
「キレんなよ。てか誰に言ってんだよ」
彼らの後ろにいるトビーさんとユウカさんもやる気はあるらしい。やるからにはとことんやるって感じなんだね。いい雰囲気じゃん。
「ねぇ、予選って誰が解答したの?」
「すごく早かったですけど・・・」
すると、シェリアとウェンディがリオンさんに気になっていたことを聞いている。そういえば俺も気になってたんだ。あの即答は一体誰がやったのか。全員で話し合った結果ではないと思うから、一か八かでギャンブルをしかけた人がいるんだと思うんだけど・・・
「リオンだよ」
「私たちに相談なしでな」
「絶対間違ったと思ってたぜ」
「オオーン」
それを聞いたと同時に、俺たちは全員がリオンさんとレオンへと視線を向けた。視線を向けられたうちの背の高い方は決まりが悪いような顔をして、背の低い方は文句を言われる筋合いはないといった表情を見せている。
「従兄弟だから似てるところがあるんだね」
「この二人のせいでどれだけ肝を冷やしたことか・・・」
「まぁいいんじゃない?大丈夫だったんだし」
予選のことを思い出すと、まだ胃がキリキリする。あの正解かどうかの判別を受けている時は、冷や汗が止
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