暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1425話
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、何かあったらすぐに俺は生産プラントを次々にゲットしていかないといけないんだけどな。
 その間に白鳥達は草壁の意識を引き付けておく事になる。
 ぶっちゃけ、白鳥達が行動を起こせば俺がここにいる事は知られても全く構わないので、ニーズヘッグのシステムXNであっさりと生産プラントはゲット出来そうだ。
 そんな風に、半ば取らぬ狸の皮算用をしながらコンテナの中へと視線を巡らせる。
 エリナはコンピュータで以前俺と神楽坂が木連の基地から奪ってきたデータに目を通していた。
 その口元に面白そうな笑みが浮かんでいるのは、やはり色々と重要なデータがあるのだろう。
 人口とか経済規模とか。後は木連でどんなものが流行っているかとか。……いや、最後のはゲキガンガーで終わるか。
 近衛と桜咲、神楽坂の3人は近衛が淹れた緑茶と茶菓子として生八つ橋を食べながらお喋りをしている。
 生八つ橋、俺も好きなんだけどな。
 ちなみに生八つ橋にはストロベリーとかの変わり種も結構多くなっているが、俺が好きなのはいたってスタンダードな餡子だ。
 生八つ橋っていったら、やっぱり餡子が一番だよな。
 生地の方も抹茶が練り込んでいるのとか色々とあるが、こちらもスタンダードなニッキが好みだ。
 そしてヤマダはいつものようにゲキガンガーを見ていたんだが……同じのを何回見ても飽きないのか?
 俺だったら連続して何度も同じのを見れば飽きるんだが。
 あ、でも木連はゲキガンガーをずっと見てたんだから、それを考えれば飽きるって事はないのか? ナデシコ世界の住人限定かもしれないが。

「んあ? どうしたんだよアクセル。……はっ! もしかしてお前もいよいよゲキガン魂に目覚めたのか!?」
「そんなんじゃないから安心しろ」
「いや、安心出来る訳ないだろ!」

 ……まぁ、そうか。ゲキガンガーを好きにならないのを安心しろって言われてもな。
 ともあれ、ヤマダは不満そうにしながらもゲキガンガーへと戻っていく。
 こうして見ると、俺だけが暇だな。
 何かやるべき事は……そう考えていると、不意に通信が入る。
 通信機を起動すると、映像モニタに映し出されたのは切迫した白鳥の顔。
 それを見ただけで、何が起きたのかを理解する。
 月臣が草壁の説得を失敗したのだろうと。
 問題は、木連が今どんな状況にあるかだな。
 草壁にとって、今の状況は色々と面白くないのは確かだろう。
 何せ、可愛がっていた部下が3人……秋山の副官の高杉を入れれば4人、自分に背いたのだから。

「失敗したのか」
『はい。残念ながら。……現在、元一朗は草壁中将によって捕らえられ、監禁されています』
「草壁はどうした?」
『……私や源八朗に呼び出しが』

 この辺は予想通り、か。
 月臣と仲の良かった
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