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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第134話(6章終了)
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て苦笑した後口元に笑みを浮かべ、そしてある事に気付いて声を上げ

「フフ、しっかり記事にしてロイドさんが私の恋人である事をアピールしてくださいね。」

グレイスの様子を見たリーシャは微笑み

「リ、リーシャさん………」

「自分の立場を利用して、世間に自分がロイドさんの正妻の位置である事をアピールして、あわよくばエリィさんから正妻の位置を奪おうとするなんて………御見それしました。どうやらエリィさんやわたし達の真のライバルはルファディエルさんではなく、リーシャさんのようですね。」

リーシャの言葉を聞いたノエルは冷や汗をかき、ティオはジト目でリーシャを見つめ

「これは完全に油断していたね〜。」

「フフ、そうですね。」

「私達が他の相手を警戒している隙を狙って、本命(ロイドさん)にしっかりと恋人になる事を認めさせる…………”(イン)”であるリーシャさんらしいやり方ですね………」

シャマーラやセティ、エリナは苦笑していた。

「ちょ、ちょっと、みんな!?」

一方ロイドは表情を青ざめさせ

(くかかかかかかかっ!ここでとんでもない修羅場が来たぜっ!!さすがはロイドだっ!!)

(あっはははははははは!最高に面白いよっ!!それにしても一晩でここまで増えるとはねえ!?増えても多くて二人ぐらいだと思っていたけど……あたいもさすがにここまで増えて予想を大きく覆されるとは思わなかったよ!あっははははははははっ!!)

ギレゼルとエルンストはそれぞれ腹を抱えて大声で笑い始め

(自業自得だな……………)

(もはや怒りを通り越して呆れしか感じん…………)

(ハア……………)

メヒーシャ、ラグタス、ルファディエルは呆れた。

「ロ・イ・ド?ちょっと……いえ、かなり聞きたい事があるから今すぐに!二人っきりで話しましょう?」

その時背後に雷が鳴り響く極寒の冬山で吹雪く猛吹雪の幻影が見えるほどの膨大な威圧を纏って微笑んだエリィがロイドの腕を組んで部屋に戻り始め

「ちょっ、エリィ!これには訳が……………!」

エリィに無理やり部屋に押し込まれたロイドは慌てた様子で何かを言いかけようとしていたが

「黙って。」

「ハイ……………」

全てをも凍てつかせるような絶対零度の目をしたエリィにギロリと睨まれ、疲れた表情で頭を項垂れさせ、エリィはロイドを連れて部屋の中へと入り、扉を施錠した。



「だ、大丈夫ですかね、ロイドさん………」

一方その様子を見ていたノエルは冷や汗をかいて苦笑し

「へっ、ざまあみやがれっ!!」

「自業自得ですね。」

「フフ、作戦開始の時刻までには使い物になってくれているといいんだけどね。」

ランディは悔しそうな表情
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