外伝〜それぞれの夜〜中篇
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撮りましょうよ!」
その時エステルは明るい表情で提案し
「わあ♪いい考えだね、ママ♪」
「ええ………フフ、自分の時代に帰る時の良いお土産になるわ。」
提案を聞いたミントは嬉しそうな表情をし、サティアは微笑み
「”家族写真”か………僕にとっても絶対に会えない娘の写真ももらえるから良い考えだね。」
「私にとってもまたとない機会です。これからはお父様達と写った写真を持って、いつでもお父様達を見られるのですから………」
アドルとエイドスは静かな笑みを浮かべ
「フフ、なんだか”影の国”で撮った記念写真を思い出しますね。」
「ええ………2度と手に入らない写真ですね………」
エレナとフィーナは微笑み
「子孫と先祖が混じった家族写真なんて普通に考えて絶対に手に入らないよね……」
「フフ………でも私達は今こうして時を超えて子孫達と共に時間を過ごす事ができるものね。」
「今後絶対にない機会だからちょうどいいの!」
ナユタは苦笑し、クレハは微笑み、ノイは嬉しそうな表情で頷いて言い
「ハハ………とんでもなく豪華な家族写真になりそうだね……」
ヨシュアは苦笑しながら言った。
「決まりね!それじゃあケビンさん達に頼んでくるね!!」
そしてエステルはケビンに事情を話し、全員ブリッジに集まってケビンにカメラで写真を撮ってもらった。
〜ブリッジ〜
「ほい、現像も終わったで。人数分、ちゃんとあるで。」
「ありがとう、ケビンさん!」
その後ケビンはエステルにエステル達―――ブライト家の一族が揃った”家族写真”を人数分渡した。
「そ、それにしても滅茶苦茶豪華な家族写真やな〜。こんな写真があるのを教会のお偉いさん達が知ったら、卒倒する事間違いなしやな………ハ、ハハ……………」
「空の女神と空の女神のご両親、そして祖先の方達と共に写った写真なんて、私達からしたらとんでもない歴史的価値がある写真なのですがね………」
エステルに写真を渡したケビンは冷や汗をかいて渇いた声で苦笑し、リースは疲れた表情で言った。
「……そうだ!どうせならケビンさん達もエイドスと一緒に写真を撮ってもらって記念写真として保管しておけば?」
「へっ!?」
「エ、エステルさん!?」
そしてエステルの提案を聞いたケビンとリースは驚き
「それにいっそこれを機会にそれぞれの”家族同士”の写真を撮ってもらうのもどうかな♪」
「フフ、素敵な提案ですね。」
「私も賛成。この時代のエステル達と一緒に写っている写真は是非欲しいわ。」
ミントの提案を聞いたエイドスとサティアは微笑み
「え、え〜と………これはもう完
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