外伝〜それぞれの夜〜中篇
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様にまで迷惑をかけてしまって、本当に申し訳ないなって思いまして………」
「うっ!?ぼ、僕が祖父………!?まだ10代なのに………い、いや、確かにエイドスさん達は僕達の子孫だって話だから間違ってはいないけど…………」
「はうっ!?わ、私が祖母………!?子供どころか結婚もまだなのに………た、確かに人間の歳に換算すると相当生きているけど……………」
辛そうな表情で言ったエイドスの言葉を聞いたナユタとクレハはショックを受け、暗い雰囲気を纏ってブツブツと呟き
「ク、クレハ様!?それにナユタも!二人ともしっかりしてなの〜!!」
二人の様子を見たノイは慌てはじめた。
「フフ、気にしないで。私は立派に成長した貴女と会えて嬉しかったわよ。」
「ああ………僕もだ。父親らしい事をできなかった所か姿すらも見る事ができなかったからね…………まあ、結婚している事にはちょっと驚いたけど。」
一方フィーナは微笑み、アドルも微笑んだ後苦笑し
「フフ、あれのどこが”ちょっと”なんですか?エイドスさんが結婚している事を話した時、アドルさん、表情を青褪めさせていましたよね?」
「ハ、ハハ………」
からかいの表情で言ったエレナの言葉にアドルは冷や汗をかいて苦笑していた。
「あ、あの〜、エイドスさん。」
「で、できれば私達の事を祖母や祖父扱いしないで欲しいのだけど………だって私達、子供がいるどころか、まだ結婚もしていないんだから。」
その時、それぞれ立ち直ったナユタは表情を引き攣らせながらエイドスを見つめ、クレハは大量の冷や汗をかいて苦笑した後、疲れた表情で言った。
「フフ、ごめんなさい。私ばっかりやられっぱなしは悔しかったですのから、そのはけ口としてナユタさん達がちょうどよかったので。」
二人の言葉を聞いたエイドスは微笑み
「い、意外と根に持つわね〜。」
「何せ私は貴女の先祖ですし。」
「クスクス…………普通の女性なら”祖母”扱いされたら、誰でもショックを受けるわよ。」
エステルはジト目でエイドスを見つめ、見つめられたエイドスは静かな笑みを浮かべ、サティアは微笑み
「アハハ………ゼムリア大陸の人々が今のエイドスさんを見たらきっと驚くだろうね………」
「きっとどころじゃなく、絶対驚く………というか卒倒する人達も出てくるよ………今まで抱いてきたイメージとはかけ離れすぎているもの………」
ミントは苦笑し、ヨシュアは疲れた表情で言った。
「フフ、別に私は”神”を名乗った事は一度もありません。周りの人達が”空の女神”と呼んでいるだけですし。勝手に”神”扱いされてとてつもなく持ち上げられたイメージを持たれていても迷惑ですし、そんな人達がショックを受けても私の責任ではないで
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