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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜それぞれの夜〜前篇
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をするような気が……………)」

キーアの言葉を聞いたノエルは内心冷や汗をかきながら微笑んだ。

「フフ………それにしても……どうしてエリィさんはキーアちゃんを今晩だけ別の部屋に泊めるように頼んだのでしょうかね?」

その様子を向かい側のベッドで寝ころびながら見ていたリーシャは不思議そうな表情で呟いた。

「それは勿論ロイドに”処女”をあげる為だよ♪」

「「ええっ!?」」

そして笑顔で答えたキーアの言葉を聞いた二人は驚いて声を上げた後それぞれすぐに起き上がり

「キ、キーアちゃん!?それは本当なの!?」

「もしかしてエリィさんに聞いたの!?」

ノエルは顔を赤らめ、リーシャは真剣な表情で尋ねた。

「”半分”は当たっているよ♪だって未来のエリィが思い出話として教えてくれたんだもん♪」

「な、なるほど………というかキーアちゃん、よくそんな言葉を知っているよね……?」

キーアの答えを聞いたノエルは苦笑した後大量の冷や汗をかき

「今のキーアは立派な大人の女性なんだから知っていて当然だよー。」

ノエルの言葉を聞いたキーアは無邪気な笑顔を浮かべて答え

「フフ………さすがは1番目の恋人だけあって行動力がありますね、エリィさん……………(油断していたら私が正妻の座をもらいますからね♪)」

そしてリーシャは微笑んでいた。



「えへへ………ついに告白しちゃったね♪」

「ええ………フフ、ロイドさん、きっと凄く混乱しているでしょうね。」

「少しは無自覚な所を反省するのにちょうどいい機会ですね。」

同じ頃シャマーラは嬉しそうな表情をし、エリナは微笑み、セティは苦笑した。

「そういえばロイドさん………あたし達が創って渡した依頼の指輪、まだエリィさんに渡していないのかな??」

その時ある事を思い出したシャマーラは首を傾げ

「フフ、ひょっとしたら私達が去った後にでも渡しているかもしれませんよ?」

「確かにロイドさんならあり得そうですね………」

セティは微笑み、エリナは苦笑した。

「そうだね〜。それどころか他の女の人達からも一斉に告白を受けていたりしているかも♪」

「シャマーラ………」

「冗談になっていないですよ、その言葉………」

そしてからかいの表情で言ったセティは表情を引き攣らせ、エリナは疲れた表情で呟き

「ア、アハハ………あたしも自分で言っていてそんな気がしてきたよ……」

シャマーラは冷や汗をかいて苦笑していた。



「………おかしい。二人とも、こんな時間まで一体何をやっていやがるんだ?」

一方その頃、ランディはベッドに座って部屋に備え付けてある時計の時間を見た後、真ん中と向かい側に備え付けて
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