第37話
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の言葉に苦笑しながら頷いたサラ教官の様子が気になったフィーは首を傾げて尋ねた。
「”赤い星座”に所属していた”闘神”バルデル・オルランドの息子である”闘神の息子”ランドルフ・オルランド―――今はランディ・オルランドと名乗って”特務支援課”に所属しているわ。」
「ちなみに”特務支援課”はクロスベル警察が立ち上げた”市民の安全を第一に考え、様々な要望に応える部署”―――要は遊撃士のような事をする部署よ。」
「というかまるっきり遊撃士のパクリじゃん。にしてもあの”闘神の息子”が遊撃士の真似事をしているなんて、正直想像できないんだけど。」
サラ教官とレンの説明を聞いたフィーはジト目で呟き
「クスクス、もしランディお兄さんがフィーの今の言葉を聞いたら『猟兵だった癖に士官学院生になった挙句俺達と似たような事をしているお前にだけは言われる筋合いはねぇぞ』って言いそうね♪」
「?もしかしてレンはその”特務支援課”に所属しているランディという人物と知り合いなのか?」
フィーの指摘に対して面白おかしそうに笑いながら答えたレンの様子を見てレンがある人物と知り合いである事を察したラウラはレンに訊ねた。
「ええ。レンも短期間だけど一時期”特務支援課”に所属していたことがあったもの。」
「へ………遊撃士のレンがクロスベル警察に?何でだ??」
「……話に聞く所その”特務支援課”という部署は遊撃士と似たような事をする事から、遊撃士として高名なレンが特別指導者とかそう言った関係でクロスベル警察に呼ばれて所属していたのか?」
遊撃士のレンが警察に所属していた事がある事に疑問を感じたマキアスが呆けている中理由を察したリィンはレンに訊ねた。
「うふふ、それはヒ・ミ・ツよ♪」
しかし小悪魔な笑みを浮かべたレンの口から出たお決まりのセリフを聞いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「き、君なあ……いい加減その秘密主義は止めてくれよ……」
「アハハ……あ。そう言えばレンが編入した時レンはクロスベルから来たって言っていたけど、もしかしてレンが入学式から籍はあったけど今まで学院に来なかったのはその”特務支援課”に所属していたからなの?」
我に返って呆れた表情で呟いたマキアスの言葉に苦笑していたエリオットはある事に気づき、レンに訊ねた。
「正解♪ちなみに”特務支援課”に所属している人達で世間でも知られている有名人の家族やフィーも知っている人物もいたわよ♪」
「フム………世間でも知られているクロスベルの有名人の家族か……一体どういう人物だ?」
「しかもわたしも知っている人物って、誰?」
レンの話が気になったラウラとフィーはそれぞれ訊ねた。
「有名人の家
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