第十二幕その十一
[8]前話 [2]次話
「食べたくなりました」
「それじゃあな」
「王様がお礼と言われるなら」
「それをか」
「はい、それなら」
「わかった、ではな」
王様はドラゴンの言葉に頷きました、そしてです。
宮殿から色々な種類のお菓子をこれでもかと出してでした、そのうえで。
ドラゴンにプレゼントをしました、ドラゴンはその山の様なお菓子を見てにこりと笑って言いました・
「有り難うございます、では」
「これをじゃな」
「いただきます」
「そしてじゃな」
「はい、グリンダ様のお城に戻ります」
「それではな」
ドラゴンはそのお菓子を思いきり食べてでした、そのうえで皆とお別れの挨拶をしてからグリンダのお城に飛んで帰りました。
その後で、でした。王様は皆に言いました。
「ではな」
「宮殿でだね」
「遊ぼうぞ」
こうボタンにも言うのでした。
「夜もな」
「寝るまでだね」
「そうしようぞ」
「さて、明日は」
今度はオズマが言います。
「私達そろそろ都に戻らないといけないけれど」
「結構宮殿を空けていますからね」
「そう、だからね」
それでとです、オズマは王子に答えました。
「もう戻るわ」
「では今日は」
「ええ、今回ここにいる最後の日になるわね」
「明日の朝にですね」
「出発するわ」
こうお話するのでした、そして。
オズマはカルロス達にもです、笑顔でお誘いをかけました。
「貴方達もどうかしら」
「この国の次はですね」
「ええ、エメラルドの都で楽しまない?」
「どうしましょうか」
カルロスが悩んでいるとです、王様が五人に言いました。
「オズの国は色々な場所に行くのがよいぞ」
「そして色々なものを見て楽しむのがいいんですね」
「だからじゃ」
「僕達今度はですか」
「都に行って楽しむのじゃ」
「それじゃあ」
「うむ、行って来るのじゃ」
これが王様のアドバイスでした。
「是非な」
「それじゃあ」
「ええ、明日の朝都に行きましょう」
「わかりました」
「都までは私が魔法の帚を皆に渡すから」
「あの魔女が使う」
「そう、あの帚を使ってね」
そしてというのです。
「皆でお空を飛んで帰りましょう」
「僕は走って行くけれどね」
木挽の馬は帚に跨がることが出来ないからです、四本足なので。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ