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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第6話 別離
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も手伝いに来てくれたお陰で準備は順調に進めることができた。父さんの人望と人柄に感謝。
そして迎えた葬式当日、思いもよらぬ人物達が来た。
相手は天城の本家、父さんの兄妹なので俺の叔父叔母にあたる。
……だが、今まで父さんが絶対に会うことを拒んでいた親族が今になってなんで来たのだろうか?
……それはすぐにわかった。
「悠里を引き取る?」
葬式後、居間に叔父叔母、高町家の面々が集まっている中で最初に話したのは叔父だった。どうやら親を両親を亡くした俺を正式に本家へ迎え入れたいらしい。
「御当主が昨日になっていきなり言ったのでね。……こっちも驚いたよ。勘当した兄貴の息子を引き取るって言うんだからな」
叔父はハァ……と溜め息を吐きながら話していた。
俺はお茶を入れ直しに台所へ向かった。居間での話し合いの流れからすると、俺は天城の家に引き取られるだろうな。
親権とか色々問題あるし……とりあえずなのはとはここまでか……
ピンポーン
そう考えているところへ来客があった。他の人達は居間で話しているので、俺は玄関へと向かった。
恭也side
俺達は悠里の叔父叔母の話を聞いていた。悠里はどうやら、この後は天城の家に預けられるそうだ。当然と言えば当然か。それに、確か天城の家は川神流の本家だ。悠里の才能も考えると、それが一番いいだろうな。
「それにしても……父さんにも困ったものだわ」
「全くだ。勘当したのは自分の癖に、俺達に息子の向かいに行かせて……しかも、自分は明日に来ると言ってるんだからな」
俺達の前で2人ただ、それを命じた悠里の祖父の愚痴を零した。
「それに、兄さんは好きな女を追いかけて天城を出たのよ?どうせ碌でもない仕事しかしてないわよ」
「全くだな。天城を黙って継いでればいいものを……お陰でこっちは無理矢理に家を継がされていい迷惑だ」
どうやらこの2人は琉聖さんのことをよく思っていないらしい。さっきなの話し方から気付いていたが、本当にこの2人の下で悠里は大丈夫なのだろうか?
「ですが、悠里くんはいい子ですよ。武術にも熱心ですし、気配りもできる。本当にいい子です」
「どうだか。葬儀の最中に一度も泣いていなかったじゃないか。自分の親が死んだと言うのに」
「そうね、顔色一つ変えなかったわ。見てるこっちが薄気味悪いったらないわよ」
ギリッ……!
その言葉を聞いたとき、俺は奥歯を強く噛み締めた。
ようやくわかった。琉聖さんは親戚に合わせなかった理由はこれだったのか。
「まぁ、それでも兄貴の子供だからな。さっさと跡継ぎになるまでに成長したらそれまでだ」
ブチッ!!
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