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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第6話 別離
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が掛かってきた。電話を取ったのは恭也さんで信じられない、という表情になった。


「悠里、すぐに俺と来い。琉聖さんのことだそうだ」


いつになく落ち着きの無い口調で恭也さんは俺に言った。俺はとりあえず頷くと、場所はどこか聞いたが、「行けばわかる」とだけ言って、入れ違いになった桃子さんになのはを任せ、俺は恭也の運転する自転車に乗って目的地へと向かった。
出発してから十数分、恭也さんは士郎さんが入院している病院に到着した。自転車を降りると、恭也さんは「こっちだ」と言って俺の手を引いて歩いた。やがて一つの部屋の前に着くと、部屋の前には士郎さんが待っていた。


「父さん」

「あぁ、来たか恭也。……悠里くんも」

「それよりも琉聖さんは?」

「中だ。……悠里くん、落ち着いて見るんだよ?」


俺は恭也さんと共にその部屋のドアを開いた。けど入る少し前、恭也さんで隠れて見えなかった部屋の名前が見えたとき、俺は全てを悟ったんだ。

だって

その部屋の名前は……





『霊安室』

だったのだから。





部屋の中央には1人の人が寝かされていた。俺と恭也さんは寝台に近づくと、その人物の顔に被された布を取る。現れた顔は……


「……父さん」


父さん、天城琉聖だった。
……わかっていたことだ。転生の際に、あの神様から一緒にいれるのは『原作開始の3年前』までと言われた。
ならばここまで生きれたのはすごいことだ。
わかっている。わかって……いるのに


「……なん、で」


なんで……涙が、止まらない?
頭ではわかっているのに……
こうなるって、わかっていたのに……なのに、何故……


「ぅ……ぁ…あ…」


いつしか、俺は声を出して泣いていた。恭也さんはそれを悟ってか、顔を手で隠しながら部屋を出て行った。


「う……う、ぅわああぁぁぁあぁあぁあぁぁぁん!!」


恭也さんが退室したのを確認すると、俺は大声で泣いていた。

想いの全てを、涙に変えて。

暫くすると、俺はヨロヨロと立ち上がり、父さんの顔と向き合う。

「……今までありがとう。そして……お休みなさい」


父さんに言って俺は霊安室を後にした。部屋を出ると、士郎さんと恭也さんも泣いていたようで目は赤くなっていた。
2人は心配そうに俺を見てきたが、中で泣いてきたせいか涙はもう流れてこなかった。





それから2日後、父さんの葬儀が行われた。葬儀自体は小さいもので、数人の知り合いとが集まって行われた。士郎さんはまだ入院してなければいけないのだが、無理をしてでも出たかったらしく、松葉杖を突いて出席した。
小さい葬式たが、近所の人達が何人
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