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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十四話 双剣訓練
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ーリーが素早くデータの回収して立ち上がった。





シャーリーside

車を運転するフェイトさん。

でも、何だか随分後ろを気にしている。しきりにバックミラーで後方を見てるけど、何かあったのかな?

「どうしたんですか?さっきから、何だか落ち着かないみたいですけど?」

流石に気になってフェイトさんに聞いてみる。

「うん、大丈夫みたい」

「?」

何のことだろ?

「さっきの分解図の青い宝石みたいなの、覚えている?」

さっきの青い宝石?ああ、フェイトさんが急に私の口を押さえてきた時のだ。

「ああ、あの回路に組み込まれていたやつですね。エネルギー結晶かと思ったんですけど」

あの宝石を見てからフェイトさんの様子がおかしくなったっけ。

そう思っていたら、とんでもない事がフェイトさんの口から飛び出てきた。

「あれはジュエルシードと言って、随分昔に私となのはが探し集めてて、今は局の保管庫で管理されている筈のロストロギア」

!!!!!!!!!!!!!!!!!

「それって、つまりまだ保管庫に存在している事になるって事ですか?」

自分で言っておきながら、私は思わず固まってしまった。

でも、それでフェイトさんの行動の理由がわかる。

本当なら、管理局本局か地上本部のロストロギア専用保管施設で厳重に管理されていなくちゃいけないジュエルシード。

それが、新型ガジェットに組み込まれていた。これの意味する事は……

「敵側に通じている管理局員がいる?」

自分で言って、背筋が冷えるのを感じる。

「ジュエルシードが盗難されたって報告は来てないし、そもそも次元震を起こすだけの力のあるロストロギアが盗まれたら、管理局挙げての捜索をする筈。なのにそれがされてないってるんですよね?そんな事のできる人間って…」

盗難防止の為に、保管庫でのロストロギアのチェックは毎日欠かさず行われている。

データ改ざんできる人間、もしくはそれを命令できる人間がいるって事になる。

管理局内部にスパイを送り込めるだけの巨大組織が暗躍している?

「造反者がいるかどうかは、まだ推測の域を出ないよ。今は確実に分かっている事から始めよう」

フェイトさんがそう言って、この話は打ち切りとなった。

思った以上に根深い何かがあるのかもしれない…

わき上がる不安を抑えて、私たちは隊舎へと急いだ。





outside

午後から濃密な模擬戦を繰り返したアスカは息も絶え絶えだった。

シグナムとシャッハに交代で稽古……と言うか、一方的にボコられていた。

「し、死ぬ〜」

地べたに這い蹲って、全身痣だらけのアスカ。

「なかなかど
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