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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十四話 双剣訓練
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確認された新型ガジェットの残骸をモニターに出す。

「こっちは、シグナムさんやヴィータさん達が確保してくれた物と変わらないですね」

シャーリーが新型ガジェットの各パーツのデータを重ねて映し出す。

「新型も、内部機構自体は大差ないし…」

シャーリーの指摘するとおり、基本設計は変わらないので参考にはならない…

!!!

何気なくデータを流していた中で、私はある物を見つけた。

「シャーリー!ちょっと戻して。さっきのV型の残骸写真。たぶん、内燃機関の分解図」

「え?はい…これですか?」

「それ!」

そこには、回路に組み込まれた青い宝石があった。

まさか、こんな所でコレに出会うなんて…

「これって…ムグッ!」

言い掛けたシャーリーの口を私は慌てて押さえた。

驚くシャーリーに、人差し指を自分の唇に押し当てて、シーっとする。

さり気なく周囲の気配を探る。

今、この空間には、私とシャーリーしかいない。それ以外の気配はない。

小さく息を吐き、私は再びモニターに目を向ける。

「ここ、拡大して」

私は青い宝石には触れずに、その右上にあるパネルを指す。

「はい。えーと、何か書いてありますね。これ、名前ですか?ジェイ…」

「ジェイル・スカリエッティ」

「え?」

やはり、彼が絡んでいた。忌まわしき科学者。

「Dr.ジェイル・スカリエッティ。ロストロギア関連事件を初めとして、数え切れないくらいの罪状で超広域指名手配されている、一級捜索の次元犯罪者だよ」

私はパネルを操作して、スカリエッティのデータをモニターに表示する。

「次元犯罪者?」

モニターに映し出される写真。そこには白衣を着た男が映っている。

「ちょっと事情があってね。この男の事は、何年か前からずっと追ってるんだ」

「そんな犯罪者が、何でワザワザこんな分かりやすく自分の手がかりを?」

シャーリーの疑問はもっともだ。

私も直接ジェイル・スカリエッティに会った事はない。けど、彼の犯した犯罪を追っていると、その性格が読めてくる。

「本人だとしたら挑発。他人だとしたらミスリード狙い。どっちにしても、私やなのはがこの事件に関わってるってしってるんだ」

私は、再び周囲の気配を探る。やはり気配は無い。

今のうちに撤退した方が良いかもしれない。

「だけど、本当にスカリエッティだとしたら、ロストロギア技術を使ってガジェットを制作できるのも納得できるし、レリックを集めてる理由も想像つく」

「理由?」

「話は後で。シャーリー、このデータをまとめて急いで隊舎に戻ろう。隊長達を集めて緊急会議をしたいんだ」

「はい、今すぐに」

シャ
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