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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十四話 双剣訓練
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を停止させる。
もう昔の事だ。乗り越えた筈だ!
ブン!
ラピを力一杯振り上げる。
《マスター、力み過ぎです。それに、副隊長に注意された箇所が雑になっています》
女性型AIのラピッドガーディアンが、今の素振りを注意してきた。
「おっと、そうだったな。つーかラピ、オレの事をトレースしてたのか?」
割と的確な注意をしてきたラピに、オレは質問する。
《マスターの訓練のサポートも私の仕事ですので。余計だったでしょうか?》
まだ基本人格だけだから、堅苦しい感じだが、基本的に優秀なヤツらしい。
「いや、正直助かるよ。一人だとどうしても型が崩れるからな。気がついたら、また指摘してくれ」
《了解しました》
なるほど、これがインテリジェントデバイスか。
確かに道具と言うよりは、相棒って感じだな。いや、まさに相棒か。
常に身近にいて、共に成長する相棒。
新しい仲間の注意を受けながら、オレは何度も素振りを繰り返した。
そして、うっすらと汗ばんできた時にシグナム副隊長が帰ってきた。
「あれ?」
シグナム副隊長と一緒に、黒のシスター服に身を包んだショートカットのお姉さん……なんだか、強烈にイヤな予感がしてくる。
もし、あの女性が、オレの考えている人と同じなら……絶望的にヤバイ。
練習の手を止めて、オレは直立不動になって二人に向き直る。
「アスカ、紹介しよう。私の友人で聖王教会のシスターシャッハだ。今回、お前の教導をお願いした」
副隊長の紹介で、シスターがニコリと笑う。
やっぱり、聖王騎士のシスターシャッハだ!
「ハッ!アスカ・ザイオン二等陸士であります!よろしくお願いします!」
ビシッと敬礼を決める。ヤバイ人が来ちゃったよ、マジで。
「ごきげんよう、アスカ。聖王教会シスターの、シャッハ・ヌエラです。初めまして」
柔らかな物腰で、上品に挨拶をしてくるシスターシャッハ。
「本日は双剣の基本稽古と伺ってます。非才の身ではありますが、出来うる限りの事をやらせていただきます」
そう言ってシスターはペコリとお辞儀をした。
「こ、こちらこそ、よろしくお願いします」
物静かに、優雅ささえ感じる立ち振る舞いに思わず恐縮してしまう。
なんかイメージと違うな?
聖王教会のシスターシャッハ。オレも写真でしか知らないが、その噂は色々聞こえてくる。
陸戦AAAクラスの実力者で、剣術の腕ならシグナム副隊長と互角とか。
曰く、聖王教会の門番にして最終兵器。曰く、教会の魔神。曰く、地獄天使。
どれもこれから教導を受けるオレにとって有り難くない通り名を持つシスターだ。
だけど見た感じだと、上品なお姉さん
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