暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十四話 双剣訓練
[4/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
まり褒められる事に慣れてないみたいね。

「と、ところでさ、スバルって以前から部隊長と面識があったのか?」

シャーリーさんの言葉にどう反応していいのか分からなくなったのか、アスカは急に話題を変えた。照れてるのかしら?

食堂に来る前に、八神部隊長がリイン曹長と一緒に出かける所にバッタリ会ったんだけど、その時に部隊長がスバルにお父さんに何か伝えておく事は無いかと聞いてきてくれんだ。

「私は、お父さんから名前を聞いた事があるぐらいだけどね」

バクバクとパスタを片づけるスバル。まったくペースが落ちてないのは流石ね。

「どういう事ですか?」

キャロが不思議そうに尋ねてきた。

ああ、そうか。まだこの子達には言って無かったっけ。

「あぁ、スバルのお父さんは108部隊の部隊長なの。お姉さんも、その部隊で捜査官をやっているのよ」

食べる事に忙しいスバルに代わって、アタシが説明する。

「なるほど。スバルさんのお父さんとお姉さんも陸士部隊の方なんですね」

「うん。八神部隊長も一時期、父さんの部隊で研修してたんだって」

器用に食べる合間を縫ってスバルが答えると、キャロはヘー、と納得したように頷いていた。

アタシはふと思った事があったのでシャーリーさんに聞いてみる事にした。

「しかし、うちの部隊って関係者つながりが多いですよね?隊長達も幼なじみ同士なんでしたっけ?」

ほんと、部隊長の知り合いで固めたような部隊だ。

「そうだよ。なのはさんと八神部隊長は同じ世界出身で、フェイトさんも子供の頃はその世界で暮らしてたとか」

その話は聞いた事がある。オーバーSクラスの幼なじみが三人って凄まじいわね。

「えーと、確か、管理外世界の97番」

エリオが言うと、シャーリーさんがそうだよ、と答えていた。

「え……」

ん?いまアスカが何か言ったような気がしたけど……

アスカを見ると、なんか深刻そうな顔をして固まっていた。どうしたんだろ?

「97番って、うちのお父さんのご先祖様がいた世界なんだよねえ」

「そう言えば、名前の響きとかなんとなく似てますよね、なのはさん達と」

スバルとキャロはアスカの変化に気づかずに喋っている。

いや、エリオとシャーリーさんも気づいてない。

「そっちの世界には、私もお父さんも行った事がないし、よく分かんないんだけどね」

「……」

スバルのお喋りを聞いているのか、いないのか。アスカは俯いて何かを考えているように見える。

今まで見たことがない表情だ。

「アスカ、どうかした?」

気分でも悪くなったのかと思って声をかけると、

「え?…あぁ、いや、何でもないよ」

ハッとしたような顔をし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ