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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十四話 双剣訓練
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注意を意識して、今度はゆっくりとラピを振るう。

「脇が甘いな。もっとこう……」

指導の為にシグナム副隊長はオレの後ろに立って、手を……いや、え?

ポフン

あ…その…当たってるんですけど…

後ろからオレの手を取って色々教えてくれてるんですけど、そのけしからん物がポフンポフンとウェヘヘヘな事に…

昨日ボコられたご褒美ですか!最高です!





ティアナside

個人スキルになると、流石にチーム戦の時のようにごまかしが効かなくなるわね。

なのはさんに色々教えてもらったけど、今まで自分がどれだけ適当にやってきたかを思い知らされたわ。

そんな事を考えながらみんなと合流して昼食になったんだけど……

「いや〜、今日のシグナム副隊長は女神に見えたぞ」

……鼻の下を伸ばしきって緩んだアスカの顔を見ると、力が抜けてくる。

シャーリーさんも含めたフォワードメンバーでのお昼休みの時に、開口一番アスカはそんな事をいってきた。

どうやら双剣の基本の素振りをずっとやってたみたいで、もの凄い汗はかいていたけど、怪我とかはしていなかった。

「シグナム副隊長と訓練していたのに、怪我してない!」

ってスバルが驚いていたくらいだ。スバル、アンタ結構容赦ないわね。

何があったのかは分からないけど上機嫌のアスカ。本当に何をしていた?

「じゃあ、昨日の副隊長はどうだったのよ?」

何となくムカついたので意地悪な質問をしてみる。

すると、突然暗い顔になった。

「昨日は、地獄の悪鬼だったよ…」

いや、そんなに?

ハア、とため息をつくアスカを見て、ちょっとかわいそうだったかなと思ってしまう。

アルトさんに聞いたけど、調整という名の模擬戦……と言うか、ほぼ一方的に叩きのめされてたらしい。

アルトさんの肩を借りて医務室に行ったらしいけど、なんかうなされていたって言ってたし。

「話には聞いてたけど、本当にバトルマニアなんだな。シグナム副隊長って」

パスタを口に運びながらアスカはボヤく。

「本人はそんなつもりは無いみたいだけどね」

シャーリーさんの言葉に、アタシとスバルはただ笑うばかりだ。

あれでバトルマニアじゃなければ、何だって言うのよ?

「ま、しばらくはアスカが防波堤になってくれるでしょ」

「お前、他人事だと思って…」

アッサリとしたアタシの言葉に、文句の一つでも言ってやろうと思ったのかしら?何か言い掛けたけど、それよりも早くシャーリーさんが口を開く。

「でも、シグナムさんはアスカの事、相当買ってると思うよ?こんな早い段階で直接指導するなんて滅多にないんだから」

それを聞いたアスカの顔が赤くなる。あん
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