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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十四話 双剣訓練
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うして。よくやるようになったではないか、アスカ」

へばっているアスカにシグナムが近づく。

「どこをどー見ればそーなるんスか!完全にリンチだったで…痛て!」

「人聞きの悪い事を言うな!」

シグナムのゲンコツを喰らってしまうアスカ。

「騎士シグナムの言う通りですよ、アスカ。貴方は自分の実力を過小評価しすぎです」

シャッハも、アスカの実力を認めているようだ。正確には、防御スキルだろう。

「正直に言って、ここまで私の攻撃を凌ぎ切るとは思ってもいませんでした。後半はつい本気になってしまいましたよ」

にこやかにカミングアウトするシャッハ。

「ですよね!後半ガチでしたよね?格下相手にマジでしたよね!」

アスカは地べたから批判めいた声を出す。

「え、えーと…とても筋が良いですよ、アスカ」

(あ、ごまかした)

更に何か言おうとしたアスカだったが、シグナムが拳を握ってはぁー、と息を吹きかけているのを見て口を塞ぐ事にした。

「とりあえず、今回はここまでだ。ほら、立てるか?」

シグナムがアスカの手を取り立ち上がらせる。

身体中が痛むが、動けない事はない。アスカは気をつけの姿勢で敬礼する。

「シスターシャッハ。本日はありがとうございました!」

(できれば二度と来ないでください!)

礼は言うが、本音はそんなもんである。

そんなアスカの本心などつゆ知らず、

「はい、アスカ。これからは暇を見ておじゃまさせていただきます。では、ごきげんよう」

ニコリと清楚な笑みを浮かべてシャッハは帰って行った。

シグナムも、シャッハを送る為にその場から離れる。

「……」

で、アスカはと言うと、シャッハの最後の言葉を聞いて硬直してしまった。

「ま、マジかよおぉぉぉぉっぉぉ!」

ショックのあまり絶叫してしまう。

「うるせえ野郎だな。こっちも終わったんだろ」

そこにヴィータさん登場。ボロボロのアスカを見て呆れたように口を開く。

「ほれ、このまま全体訓練に入るから早くこい」

「へ?」

全体訓練と言う単語に信じられないという風にヴィータを見るアスカ。

「ちょ、ヴィータ副隊長?オレ、シグナム副隊長とシスターシャッハに散々ボコられた後なんですけどお?」

「…ああ、大変だったな。じゃあ、次の模擬戦やっから行くぞ」

「…」

それ以上反論せずに、アスカは素直にヴィータについていった。

(大変の一言で片づけられてしまいましたよ!)





「はーい、それまで!夜の訓練、おしまい!」

なのはの合図で模擬戦は終了した。

フォワード全員がその場に崩れ落ちる。

……アスカは合図の少し前か
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