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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十四話 双剣訓練
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高町隊長の一言で、各個に分かれる事となった。

すげえ嫌な予感がする!

スバルはヴィータ副隊長に、ティアナは高町隊長に、エリオとキャロはハラオウン隊長のそれぞれついて行く事になって、残されたのは……

「どうした?なにを微妙な表情(かお)をしている?」

オレとシグナム副隊長だった。

「えーと」

クルリとオレはシグナム副隊長に背を向け、スバルを追おうとするが、

「待て、どこに行く」

ガシッ!と肩をつかまれてしまう。

「え?いやぁ、ヴィータ副隊長の……」

「お前の担当は私だ。来い」

「あ、あの!シグナム副隊長のは昨日散々絞られましたので、今日はスバルとかどうでしょうか?」

許せスバル!

流石に昨日の今日じゃオレも保たない。お前を生け贄にオレのライフを召還する!

と思っていたらスバルの奴、オレの声が聞こえたのか、ビクッとなって早足であっちに行っちまったよ!

「あ、あいつわ〜!!」

逃げていくスバルの背中を、オレは恨めしげに見るしかなかった。

「心配するな。昨日ほど無茶はせん」

あ、無茶してた自覚はあったんだ。

オレは引きずられながら思ったよ。じゃあもっと手加減してくれよと。

そんなオレの心内なんかちーとも気づかずに、シグナム副隊長は少し離れた所で解放してくれた。

「され、今日は個人スキルの特訓となる訳だが、お前はデバイス変更をしたばかりなので基本訓練を行う」

「基本訓練、ですか?」

「そうだ。アスカ、双剣を扱った事はあるか?」

「いや、ないっス」

「つまりはそういう事だ。基本を知らなければ、応用などできはしない」

シグナム副隊長の言う事はもっともな事だ。

基本の先に応用があり、応用の究極の所は基本にある。

オレのバリアも、基本の積み重ねであそこまで防御力を高めている。

そういう考え方は充分に理解できる。

意外とまともな事を言うなあ。てっきり、習うより慣れろ!ってなし崩し的に模擬戦になるのかと思ったよ。

「とは言え、私は双剣は専門外だ。本当に基礎程度しか教えられん。だから、午前中は基礎動作の反復練習。午後からは、私の友人に教導をお願いする」

そう言うと、シグナム副隊長はオレの横に立ち、手取り足取り構えを教えてくれた。

「よし、これでラピッドアーディアンを振ってみろ」

「はい、こうですか!」

オレは全力でラピを振り上げた。

ブン!といい感じの音がする。

「まて、最初はゆっくりだ。正しいフォームを身につけるまではスピードを上げる必要はない」

すっげえまともな事を言ってくるシグナム副隊長。ホント、剣術の事はまともなんだな。

オレはいま受けた
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