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四人はトラックに乗り込み、
運転席にカツラ、助手席にヒロシ、
後ろのコンテナの中に
サトシとヒカリが乗る形になった。
ブゥーーン、、ガタガタッ
カツラ:「中型トラックの運転、
久しぶりじゃっ」
ヒロシ:「カツラさん免許持ってたんですねっ」
カツラ:「ワシがまだ17の時、グレンで
火山灰を運ぶバイトがあってな、、、。
年齢を偽って取得したのじゃっ」
ヒロシ:「今じゃ考えられない時代ですね笑」
カツラ:「あの頃はなかなか
モンスターボールが手に入らない時代でのっ。
特にワシが10歳の頃はまだポケモン図鑑も無く、
見つけたポケモンや捕まえたポケモンは皆
紙にそれぞれの特徴を記したり、
絵にして残したもんじゃ」
ヒロシ:「えっ、そうなんですか?」
カツラ:「うむ。、、特に女性の
トレーナーは捕まえた時の嬉しさや、
逃してしまった時の悔しさなんぞの
感情を書き足し、良くポケモンセンターに
集まって話し込んでいたもんじゃ」
ヒロシ:「そうなんですか、、、。
俺たちが旅をした時は、あって当たり前の
時代だったんですねっ」
ヒロシ(この話、面白いっ)
カツラ:「技マシンが
出始めた頃は驚いたわいっ」
ヒロシ:「技マシンもですか?」
カツラ:「そうじゃっ。
ブーバーの必殺技、”赤火閃紅大蛇”が
”だいもんじ”という名前だったとは、、、
あれには正直がっかりしたわい」
ヒロシ:「、、、技に対してみんな自由に
名前をつけてたんですか?」
カツラ:「そうじゃっ、、、
あの時代、何故か”はかいこうせん”だけは
光粒子爆撃波という名でみんな
呼んでいたんじゃがな、、」
ヒロシ:「へ、へぇー」
ガタガタッ(砂利道)
カツラがヒロシに時代背景を
説明している一方、コンテナに
乗っているサトシ達は、、、
ガタッガタガタッ
ゴンッ
サトシ:「いてっ」
ヒカリ:「ちょっとサトシ、大丈夫?」
サトシは壁に頭をぶつけた。
サトシ:「これで6回目だぜっ」
ヒカリ:「コンテナの中、暗くて
見えないわねっ」
サトシ:「明かりないか?」
ヒカリ:「ちょっと待ってね、、、」
ガサガサ(リュック)
ヒカリ:「懐中電灯があったわ!」
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