SIDE:A
第八話
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トを行う。あとでスケジュール表を渡すから簡単に目を通しておけ。じゃあ、さっそく自己紹介をしてもらおうか。名前と年齢、好きなものなんかを上げるといいな。窓際の席のほうから順番にいくぞー」
「えっ? ぼ、ボクから? ええっと、ボクは秋道チョウジ、五歳。好きな物はお菓子で、ポテチが一番好き!」
「秋道一族の男はチョウジのように太っている人が多いからな。お前のお父さんであるチョウザさんもすごい食べるし」
先生の言葉に笑って頷くチョウジ。朗らかな性格が滲み出てるねぇ。
着席するチョウジに変わり、今度はシノが立つ。いつものように両手は上着のポケットに突っ込んだスタイルだ。この場でも手はポケットの中なのね。
「……油女シノ、六歳。好きなものは昆虫。趣味は昆虫を研究することだ。今の目標は立派な忍になるため強くなること。なぜなら、友の背中を守れる男になるのが俺の目標だからだ」
「いい目標じゃないか。俺もシノが立派な忍者になれることを期待しているよ」
「……」
小さく頷いて着席するシノ。顔には出てないけど、少しそわそわした感じの空気からして照れているみたいだ。こうみえて可愛いところあるんだよなこいつって。
次に立ち上がったのはキバだ。隣でお座りしていた忍犬の犬丸を頭に乗せて勝気な笑みを浮かべている。
「俺は犬塚キバだ! こっちは相棒の赤丸。趣味は赤丸との散歩で好きな食べ物はビーフジャーキーだ! これから赤丸ともども世話になるぜ!」
「キバの家系は代々忍犬とともに戦う一族だな。戦闘においても忍犬との連携を生かしたものが多く、我々忍者にとって忍犬は非常に心強い存在だ」
「さすがイルカ先生、わかってるじゃねぇか!」
へへっ、と嬉しそうに男らしい笑顔を浮かべるキバ。そりゃ自分の相棒たちを褒められたら嬉しいよな。
どんどん自己紹介は進み、やがて俺の番が回ってくる。席を立ち皆の方向を向くと、教室中の視線が集まっているのが分かる。中でも強い視線がいくつかあり、そちらのほうをチラッと見ると、案の定と言うか汐音、クーちゃん、いの、そしてヒナタがジッとこちらを見つめていた。
(こりゃ、精神的に年長の俺が下手なこと言うわけにはいかないな……)
まあ、別にウケを狙うつもりもなにもないけど。
「すでに知っている人もいると思うけど、俺はうずまきハルト。四代目火影の息子をやってます。この中では俺が一番年上で皆より二、三歳上だな。ちょっと色々な事情があって特例として遅れて入学することになったんだ。まあ火影の息子だけど、あまり気にせず接してくれると嬉しい。偉いのは火影である父さんであって俺じゃないしな。趣味は修行に体を鍛えること。
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