機動戦艦ナデシコ
1424話
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た。……今更ではあるが。
「ガイ、君はこの服装に。アクセル代表は……」
「ああ、俺は問題ない」
ヤマダに優人部隊の制服を渡している白鳥の見ている前で気配遮断を使用する。
するといきなり目の前から俺の姿が消えた事に、白鳥が慌てて周囲を見回す。
そんな白鳥を見ながら気配遮断を解除すると、白鳥の視線は再び俺に向けられた。
「え? その、アクセル代表? 今のは?」
「まぁ、俺の使える技とでも思っていてくれ。ただ、機械を通すと全く効果がないからな。月臣を呼んでいる部屋に到着するまでの場所にカメラの類があるなら、いっそ影のゲートで直接移動した方が早いかもしれないな」
いや、よく考えれば最初から影のゲートで俺とヤマダが移動すれば良かったようにも思えるが……その辺はまぁ、色々と俺の力を白鳥に見せつけておくというのは必要な事だったと思おう。
実際気配遮断に関しては、以前高杉の前で使ってるから、向こうも情報を持っているんだし。
直接その目で見るのは初めてだから、その辺は少し驚いたようだが。
「今のが……三郎太から聞いてはいましたが……」
「聞いてたならいい。で、カメラの類は?」
「当然あります」
「だよな」
そんな訳で、結局俺は影のゲートを使って移動する事になった。
ちなみにヤマダは折角優人部隊の制服に着替えたという事もあり、木連の中を見てみたいという要望で白鳥と秋山の2人と一緒に移動するらしい。
そして、白鳥に指示された部屋。
そこは、何て言う和室……いや、茶室って言うんだったか?
妙に小さく、しゃがまなければ入ってこられないような扉があるのを見る限り、多分間違いない。
そんな部屋の中に現在俺と白鳥、秋山、ヤマダの4人はいた。
何でこんな部屋を選んだのかは疑問だったが、月臣が俺の事を見て逃げ出そうとした時にすぐに逃げられないような場所でも選んだ……とかか?
いや、月臣の場合は俺を見つければ逃げるんじゃなくて襲い掛かって来そうだが。
何しろ、今はまだ明確に敵対はしていないが、草壁が賊軍に協力するという選択をした以上、俺達シャドウミラーは木連の……いや、草壁の明確な敵なのだから。
白鳥の親友という事もあって、あまり強引な真似はしたくないが……俺達の要望を拒否する場合、最悪捕虜にして革命が終わるまではこっちで確保しておく必要があるかもしれないな。
気配遮断を使用した俺は、部屋の隅に立っていた。
部屋の中央には白鳥、秋山、ヤマダの姿がある。
3人共、今はそれどころではないと理解しているのだろう。珍しくゲキガンガーの話をしてはいない。
時々茶室の中を見回しているのは、俺がどこかにいるのか分からないからか。
俺がいるというのは言ってあるし、気配遮
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