外伝〜プロポーズ、そして結ばれる二人〜
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きゃ駄目なんだろうけど………そう簡単には割り切れないみたいだ。」
一方ロイドは苦笑した後複雑そうな表情で答えた。
「それは、どうして……?ティオちゃんやランディがいなくなるのと同じ理由で……?それとも恋人の私が離れるから?」
「そ、それは……」
微笑みながら尋ねたエリィの言葉を聞いたロイドは言い淀み
「―――答えて、ロイド。今、私に不安があるとしたら貴方がどう答えるのかだけ…………もう………わかってるんでしょう?どうして私が………話がしたいって言ったのか。」
エリィは頬を赤らめてロイドを見つめた。
「………エリィ…………………」
エリィに見つめられたロイドは驚いた後黙り込み
(さあ!ここからどうするつもりだ!?)
(フフ、さてと。録音機とビデオを用意しないとね♪)
(正直、この場から逃げ出したい………)
ギレゼルは興味深そうな表情をし、ルファディエルは微笑みながら録音機やビデオを用意し始め、メヒーシャは疲れた表情で呟いた。
「君と付き合い始めた時はさ………本当に嬉しかったよ………」
「え……………」
静かな笑みを浮かべて言ったロイドの言葉を聞いたエリィは呆けた声を出し
「お互い忙しくて二人っきりになったり、デートをする機会は本当に少なかったけど………でも一緒にいればいるほど、君への想いはどんどん膨れ上がって来たよ………」
「ロ、ロイド………」
さらにロイドが呟いた言葉を聞いたエリィは頬を赤らめて嬉しそうな表情をした。
「そして支援課で一緒に働き始めて1年近く経って、楽しいことや苦しいことを全部、一緒に乗り越えてきて……離れ離れになったけど、やっとの思いでまた会えて………今もまた、IBCでの告白を受けた時みたいに……いや、それ以上に幸せな気持ちだ。」
「……………ロイド……………!」
ロイドに微笑まれたエリィは頬を嬉しさのあまり、一筋の涙を流してロイドを見つめ
「………これを受け取ってくれないか………?」
そしてロイドは懐から小箱を出して蓋を開けてエリィに見せた。
「こ、これは……も、もしかして……………!」
蓋の中身――――小さな指輪を見たエリィは驚いた後涙を流しながら嬉しそうな表情でロイドを見つめ
(おおおおおおおおおおおおおおっ!?あの指輪はっ!!)
(フフ、鈍感だから心配していたけどちゃんと渡すタイミングがわかっているわね♪)
(こ、この甘すぎる雰囲気……とっとと終わらせてくれ………!見ているだけとはいえ、辛すぎる………!今すぐにとてつもなく苦いコーヒーを飲みたい……!苦いものは嫌いだが、さすがに今だけは口にしたい………!)
その様子を見ていたギレゼルは興奮し、ロイド達の様子をビデ
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