外伝〜キーアの”罪”〜
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しながらキーアに尋ね、ギレゼルはつまらなさそうな表情をし、ルファディエルは安堵の溜息を吐いた。
「フフ、ティオ達の気持ちに全然気付かなかったのに??確か今夜にティオ達に一斉に告白されたのでしょう?」
「う”………そ、それは………って、な、なんでキーアが知っているんだよ!?」
からかいの表情のキーアに見つめられたロイドは唸った後表情を引き攣らせた後慌てた様子で尋ね
「フフ、だってキーアは未来から来ているんだよ?ティオ達の昔話で今夜の事とか、勿論教えてもらっているよ?」
「うっ………た、確かに言われてみれば………」
微笑みながら答えたキーアの話を聞いたロイドは唸った後大量の冷や汗をかいて苦笑した。
「それにね………確かにキーアはパパの娘だけど血は繋がっていないから、恋人にだってなれるし、結婚だってできるんだよ?」
「え”。」
(おおおおおおおおっ!?もしやこれは……!)
(ま、まさかキーア……貴女も……!?)
さらに頬を赤らめて笑顔で言ったキーアの言葉を聞いたロイドは表情を引き攣らせて呆けた声を出し、ギレゼルは興奮し、ルファディエルは大量の冷や汗をかいていた。
「大好きだよ、パパ……ううん、ロイド………ん………」
そしてキーアはロイドの唇に口付けをした!
「!!!!!!????」
キーアに口付けされたロイドは大混乱し
(くかかかかかかかっ!やっぱりこうなったな!!)
(今後の事を考えると頭だけじゃなく、胃まで痛くなってきた気がするわ………)
ギレゼルは陽気に笑い、ルファディエルは疲れた表情でそれぞれの手で頭とお腹を押さえ
「フフ、キーア、今でも未来のロイドのお嫁さんになる事、諦めていないんだからね?ロイドにキーアの事、”女性として”大好きになってもらうためにキーア、ママ達に相談して一杯頑張ってるんだからね♪それじゃあ、おやすみ、”パパ”♪」
ロイドとの口付けを止めてロイドから離れたキーアはロイドに微笑んだ後、顔を真っ赤にしてロイドから走り去って行き
「……………………………」
キーアが走り去った後ロイドは石化したかのように固まり
(ほう〜………ママ”達”ねえ?)
(い、一体何人と結婚しているのよ………)
ギレゼルは口元に笑みを浮かべ、ルファディエルは表情を引き攣らせていた。
「あ………先に来ていたのね、ロイド………」
そして少し時間が経つとエリィがロイドに近づいてきた……………
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