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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜工匠姉妹の未来〜
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くら睡魔の血を引いているとはいえ、さすがにそれは強引すぎでしょう………」

セティとエリナは呆れた表情で言った。

「そうかな?真面目なロイドさんなら既成事実を作っちゃえば責任を取らなければならないって思うだろうから確実な作戦だと思うけど。」

「………確かにロイドさんの性格上、十分にあり得そうですね………」

「かなり悩む所ですね………」

首を傾げて言ったシャマーラの言葉を聞いたセティは苦笑し、エリナは真剣な表情で考え込んだ。



「いやいやいやっ!?そこで悩まないでくれよっ!?そんな事になったらマズすぎるし、何よりもっと自分達の身を大切にしてくれよ!?」

一方ロイドが慌てた様子で声を上げた。

「フフ……ロイドさん。一つだけいいことを教えてあげましょう。女性は好きな人の為なら時には大胆になるのですよ?ん……………」

「!!!???」

その時セティは微笑んだ後なんと自分の唇にロイドの唇を押し付け

「あー!セティ姉さんだけズルい!……ちゅ。」

「一人だけぬけがけは卑怯ですよ………ん………」

さらにシャマーラとエリナはロイドの左右の頬にそれぞれ口付けをし

「!!!!?????」

3人に口付けされた状態のロイドは大混乱して固まり

(おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?凄すぎるぞ!これぞハーレムだぜっ!!)

(お願いだから、誰かこの子のこの性格を何とかして……………もう私では無理よ………)

ギレゼルは大興奮し、ルファディエルは頭を抱えて疲れた表情で呟いた。

「フフ、”この先”は私達の想いに答えてくれたらしてあげますね。」

そしてロイドとの口付けを止めてロイドから離れたセティは頬を赤く染めて微笑み

「なんかセティ姉さんの方がよっぽど睡魔っぽい気がするのだけど……」

「た、確かに………」

疲れた表情で言ったシャマーラの言葉を聞いたエリナは苦笑したが

「2人とも、何か言いましたか?」

「「な、何でもありません!!」」

威圧を纏ったセティに微笑まれ、それぞれ慌てて姿勢をただして答えた。

「フフ、それじゃあ今日はこれで失礼しますね。」

「ちなみにあたし達がロイドさんを好きになった理由とか全部父さん達に説明しているよ♪」

「…………父様達はそれぞれいつか必ずロイドさんと会って話すつもりですので、頑張って下さいね。」

そしてセティ達はそれぞれロイドに微笑んだ後ロイドから去って行き

「……………一体どうすればいいんだよ………ハア………」

(自業自得ね。)

(くかかかっ!何を迷う必要がある!?こうなったらもうハーレムルート一直線で落とした奴等全員とヤリまくって孕ませまくればいいだけだろうが
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