外伝〜ノエルからの預かり物〜
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エルミナ大尉の教えを受けられたミレイユ先輩達ならもっと上手くやっているのに………全部終わったらあたしもエルミナ大尉から色々と教えてもらった方がいいかも…………)
一方ノエルは心を落ち着かせようと必死になり
「そういえば、さっき何か俺に頼みがあるって言ってたけど………えっと、何なのかな?」
ある事を思い出したロイドは不思議そうな表情で尋ねた。
「あ、はい!それなんですけど――――………その……えっと………変な事を聞きますけどロイドさんって…………エリィさん以外にお付き合いしている人を増やしているのですか?」
(おおっ!?これはまさか……まさかの!?)
(ノ、ノエル……貴女まで………)
ノエルのロイドへの疑問を聞いたギレゼルは興奮し、ルファディエルは表情を引き攣らせ
「ええっ!?」
ロイドは驚きの表情で声を上げた、
「い、いえ!深い意味とかじゃなくて!その、そうだ、例えばティオちゃんとどうなのかなっ〜て話してて!」
一方ノエルは慌てた様子で言い訳をし
「な、なるほど………ハ、ハハ、そういう話、女の子は好きそうだもんな。うーん、残念ながらエリィ以外の人とは付き合っていないよ。俺なんかを好きになってくれる人がエリィ以外に考えられないし……――――う”。」
ロイドは大量の冷や汗をかいて苦笑した後気を取り直したある事を思い出して表情を引き攣らせ
「??もしかしてもう2人目が出来たのですか!?」
ロイドの様子を見たノエルは驚きの表情で尋ね
「い、いや………その……ティオが『将来大人になったらお嫁さんにして』ってさっき頼んできたんだ……」
「ええっ!?」
苦笑しながら答えたロイドの言葉を聞いたノエルは声を上げ
「ま、まあそんな深い意味はなかったと思うぞ?……ほら、あれだ。娘が将来父親か兄のお嫁さんになるって言っているのと同じ意味だと思うぞ?」
(くかかかかっ!ついに現実逃避を始めたぞ!?)
(そんな事をしても無駄なのに………)
「あ、あはは……(絶対違うと思いますし………さすがは特務支援課の初期メンバーだね、ティオちゃん………あたしだとそこまで積極的になれないよ…………)」
ロイドの答えを聞いたギレゼルは笑い、ルファディエルは呆れ、ノエルは苦笑しながら頷き
「コホン………」
そして咳払いをして気を取り直し
「―――あの、でしたら。これをしばらく、預かっていただけませんか?」
そしてポケットから認識タグを出してロイドに見せた。
「これって………クロスベル警備隊の認識タグかい?」
「はい、国防軍に切り替わった時に要らなくなったものですけど……何となく捨てられなくってずっと持っていたものなんです。」
「
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