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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜ティオのお願い〜
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てもらうよ!はあ、今から何とか言い訳を考えとなきゃな………」

見つめられたロイドは表情を引き攣らせた後必死で考え込んで推測した後、答えた。

「ふふっ………頑張って下さい。後、勿論わたしをロイドさんのお嫁さんにしてくれるのも了承してくれるのですよね?」

その時ティオは微笑みながら尋ね

「え、え〜と、それは………ハ、ハハ………その時までティオが覚えていたらな………」

尋ねられたロイドは大量の冷や汗をかいて苦笑しながら答え

「――――それを聞いて安心しました。これはその予約です………ん………」

ロイドの答えを聞いたティオは嬉しそうな表情をした後背伸びしてロイドの唇に口付けをし

「!!!!???」

ティオに口付けされたロイドは混乱して固まり

(キタ―――――――――ッ!ついに唇だぜっ!!)

(何でこの子に惚れた娘達はみんな積極的なのよ………)

(全て一段落したその時は絶対に殴るっ!それも一発どころか、死ぬ一歩手前まで殴るっ!)

ギレゼルは興奮し、ルファディエルは頭に手を押さえ、ラグタスは膨大な怒気を纏って叫んだ。

「フフ………ちなみにわたしの”エイオン”に録音して言質は取りましたから、忘れたとかいう理由で逃げられませんからね?」

そしてティオはロイドから離れて微笑み

「え”。」

ティオの言葉を聞いたロイドは表情を引き攣らせ

「ルファディエルさんの教えの一つ――――『犯人の口から出た決定的な証拠を録音して、言い逃れはさせない』という教えがまさかこんな所で役に立つとは思いませんでした。―――それでは失礼します。」

ティオは笑顔で答えた後顔を真っ赤にしてその場を走って去り

(ルファディエル!まさかお前がティオを助長させていたとは……!)

ロイドから去って行くティオの身体の中にいたラグタスは怒気を纏って声を上げ

(くかかかかかっ!?まさかこんな予想外な事をしていたとは我輩も予想できなかったぜ!)

(よりにもよって何でこんな時に実行するのよ……ハア………というか、下手したら将軍に私まで責められそうで頭が痛いわ………)

ギレゼルは陽気に笑い、ルファディエルは呆れた表情になった後溜息を吐いて頭に手を押さえて表情を引き攣らせ

「お、俺………もしかしてとんでもない事をしてしまったのか……?」

ロイドは大量の冷や汗をかいた。

「あ、先に来ていたんですね。お疲れ様です、ロイドさん。」

そして少しの時間が経つとノエルがロイドに近づいてきた…………………
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