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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜ティオのお願い〜
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は膨大な怒気を纏って呟き

「ああ、もちろんさ。一度挨拶したいと思ってたし。でも、そんなの言われるまでもないと思うけど……?」

一方ロイドは笑顔で頷いた後不思議そうな表情をした。

「いえ、ただの挨拶ではなく………わたしがクロスベルに残る理由をわかりやすく説明したいんです。そうでないと2人とも納得してくれないでしょうから。」

「???」

(くかかかかっ!今のでわからんとはさすがはロイドだ!!)

(何でこういう時に限って鈍感なのよ、この子は………)

(どう考えてもわざととしか思えないのだがな……)

ティオの言葉を聞いて首を傾げているロイドを見たギレゼルは陽気に笑い、ルファディエルとラグタスは呆れた。



「みんながいて、みっしぃもいて導力ネットもあるクロスベルが大好きというのもありますが………それ以上に、どう生きたらいいか、どうして生きているのか………その答えをくれた大切な人の側でこれからも暮らして行きたい―――そう伝えようと思ってます。」

「えええっ!?ちょ、ちょっと待った!それじゃあまるで……!」

ティオの答えを聞いたロイドは驚きの表情で声を上げた後信じられない表情でティオを見つめ

「それと最後の一つ………――――わたしが大人になったらロイドさんの…………………お嫁さんにしてください………!」

見つめられたティオは顔を真っ赤にしてロイドを見つめて言った!

「ええええええええええええええええっ!?」

ティオの言葉を聞いたロイドは声を上げ

(おおおおおおおおおおおおおおおおっ!?ついに2号ができたかっ!!しかもこんなにも早く!!)

(ハア……予想はしていたけど………後で将軍に今まで以上に色々言われそうね………)

(何という事を………後でルファディエルに今後のこの男の教育について話し合わねばならんな………!)

ギレゼルは興奮し、ルファディエルは疲れた表情で溜息を吐き、ラグタスは呻いた後全身に膨大な怒気を纏っていた。

「あ、あのなティオ!俺にはエリィが……!」

「今の時代、結婚する相手が複数いてもおかしくない時代ですし、エリィさんの事はちゃんと承知していますし、基本エリィさんの事を優先させます。それに”何でも聞く”って言いましたよね……?」

慌てた様子で何かを言いかけたロイドの言葉を先回りするようにティオは頬を赤らめて答えた後、からかいの表情でロイドを見つめ

「う”……………(………今のティオはまだ子供だから、小さな子供が誰かのお嫁さんになると言っていると同じ感覚でこんな事を言っているだけだ。きっと大人になっていれば忘れているだろうし、そのぐらいならいいか………)――――ああもう、わかった。無事、事件が一段落したら一緒に挨拶させ
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