外伝〜守護神の復活〜
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ッ……それにしてもまさか”鋼の聖女”が味方になった上、既に”盟主”まで滅されているとは夢にも思わなかったな……」
「え、ええ………こんなとんでもない事、誰も予想できなかったでしょうね……」
その様子を見ていたレーヴェは苦笑し、ツーヤは表情を引き攣らせていた。
「――――では行きましょう。まず最初の目標はトリスタを占拠している”帝国解放戦線”と”貴族派”の領邦軍の殲滅ですね。」
「そしてトリスタを拠点にし、帝都ヘイムダルに進軍……最終的には”結社”の”使徒”の”第二柱”―――”深淵”のクロチルダを討ち取る事……ですね。」
「くふっ♪どれだけ長く遊べるかな♪」
そしてプリネは仲間達に促し、ツーヤは真剣な表情で呟き、二人の言葉を聞いたエヴリーヌは凶悪な笑みを浮かべ
「進軍上、通過する事になるレグラムの町を守る”光の剣匠”が厄介になるかもしれませんが………彼は私が引き受けるか説得をしてみましょう。」
「フッ……”光の剣匠”と”鋼の聖女”の戦いか。できれば見てみたいものだな………」
リアンヌは静かな表情で呟き、レーヴェは不敵な笑みを浮かべて行った。
「――――全軍、注目!!」
そして半刻後、レーヴェは号令をかけて兵達に自分達を注目させ
「―――これより混迷に満ちたエレボニア帝国に住まう”民を救う為”、エレボニア帝国に侵略します!総員、決して民に手を出してはいけません!!」
「ハッ!!」
『聖剣ジークリンデ』を空へと掲げて叫んだプリネの号令に兵達は敬礼をして答え
「さらに皆にすばらしい報せがあります!―――本日、”メンフィルの守護神”と称えられたシルフィア様が生まれ変わった方が現れ、我が国に再び仕える事となりました!」
プリネの叫びを聞いた兵達はそれぞれの顔を見合わせてどよめき始めた。
「―――静粛に!!」
その様子を見たツーヤが叫ぶと兵士達はどよめきを止めてプリネに注目した。するとそこにリアンヌがプリネの隣に移動し
「―――メンフィルと偉大なるリウイ陛下達を守護する兵達よ。我はシルフィア・ルーハンスの生まれ変わりであるリアンヌ・ルーハンス・サンドロット!!今まで訳あって姿を隠していたが再びリウイ陛下達が立ち上がり、民の為に戦うと聞き、参上した!これより我が武の全て……メンフィル帝国と陛下達に全て捧げよう!!」
リアンヌは槍を掲げて号令をかけ
「おお………!あの誇り高さ………ここからでも感じるすざましい”力”………まさにシルフィア様だっ!!」
「”聖皇妃”に続いてついに……ついに”メンフィルの守護神”も復活したぞ……!」
それを見たシルフィアが生きていた時代からメンフィルに仕えている古参の隊長や将軍達は驚きの表情や嬉し涙を
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