第36話
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、絶対私達の事を面白くおかしく話したんでしょうね……」
「ハハ……その様子が目に浮かぶな。」
「フン、もしくは奴と付き合いがある独自の情報屋から俺達の情報を手に入れていたかもしれんな。オリヴァルト殿下の話では奴の人脈は多種多様との事なのだから、情報屋の一人や二人、知り合いにいてもおかしくないだろう。」
「た、確かに……」
エマの推測を聞いたエリオットは呆け、、ジト目で呟いたアリサの推測を聞いたリィンは苦笑しながら同意し、鼻を鳴らして呟いたユーシスの推測を聞いたマキアスは納得した様子で頷いた。
「ちなみに噂だけどレンはS級正遊撃士の候補にもあがっているって聞いた事がある。」
「え、S級遊撃士?」
「ラウラの話では遊撃士の最高ランクはA級との事だが……」
フィーの答えを聞いたエリオットは戸惑い、ガイウスは不思議そうな表情をした。
「S級はA級の上のランクで、非公式のランク。大陸全土でたった3人しかいなく、国家に大きく関わる事件の解決をした者にのみ与えられるランクで、かつては遊撃士であった”剣聖”カシウス・ブライトもS級遊撃士。」
「ええっ!?ゆ、遊撃士の中にそんな凄い存在がいたんだ……!」
「しかもカシウス卿がそのS級遊撃士だったとは……」
「リベールで起こった大事件を解決したメンバーの一人であるレンちゃんの遊撃士としての功績を考えれば、そのS級遊撃士という存在になってもおかしくありませんね……」
フィーの説明を聞いたエリオットとラウラは驚き、エマは静かな表情で呟いた。
「後は奴が多種多様な人脈を持っている事に加えてS級遊撃士であった”剣聖”の娘だからという理由もあるかもしれんな。」
「あ、ああ……という事はまさかサラ教官もそのS級遊撃士の候補にあがっていたんだろうか?」
ユーシスの推測にマキアスは疲れた表情で頷いた後考え込んだ。
「―――さすがのあたしでもレン達みたいに国家に大きく関わる事件を解決した事はないからS級候補には挙がらなかったわよ。」
するとその時サラ教官がレンと共にリィン達に近づいてきた。
「サラ教官……!レン……!」
「い、いつの間に……!」
「やれやれ、あたしの過去もとうとうバレちゃったか〜。ミステリアスなお姉さんの魅力が少し減っちゃったわねぇ。」
驚いているリィン達にサラ教官はウインクをした。
「いや、そういう魅力は最初からなかったような……」
「サラ、図々しすぎ。」
「ホントよね〜。ミステリアスなレディというのはレンの事を言うのに。」
「なんですってぇ〜?」
マキアスやユーシス、フィーとレンの指摘にサラ教官がジト目になったその時
「クスクス……皆さん、こんばんは。
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