何あれ?
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言葉に辿り着けるのか不思議でしょうがなかったからだ。
「ルールって・・・」
「あのルール?」
「規律とかの?」
「これのどこが?」
俺たちの解答確認が終わったことで再び進み始めるお題を見るが、全然ルールには見えない。なぜレオンはこんなへなちょこな絵でルールに辿り着いたのか・・・
「審判が笛を吹くのは試合開始、もしくは終了、または違反行為があった時。んで、あの缶みたいのはたぶんルールブックを描きたかったんじゃないかな?」
自身の推理を述べるレオン。だけど、それを聞いても全然理解できない。こいつ、一か八かに賭けただけなんじゃないのかな?
「いやぁ、二位で抜けれてよかったぁ!!これで一位のチームとは別ブロックに入れたからな」
レオンはそう言うと両手を組んで大きく背伸びをする。彼の言う通り、二位に入れたのは大きい。だって一位のチームはこんなわけのわからない絵を、わずか数秒で答えてみせたのだから。そんな不気味なチームと戦うのなんか極力避けたい。
「トーナメントが始まるまで、向こうで休憩でもしてよっか」
「そうだね」
「なんか変に疲れちゃったしね」
「主に心がね」
とりあえず、予選を勝ち抜けすることができたのでよし!!と思った俺たちは予選テーブルから離れて観客席の方へと向かっていく。よく考えたら、この場から離れたらそれだけで予選通過者であることが周囲に知られるのではないのだろうか?だけど、いつまでも留まっていても仕方ないし・・・これでいい・・・のかなぁ?
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