何あれ?
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ってそう言うことだったのか・・・でもこれヤバイよな?さっぱりわかんない・・・
「誰かの横顔?」
「街の偉人とかそんな感じ?」
とりあえずわかるのは、彼が描いているのは人であるということ。だけど、それが描いているのは白いボードの中の左側三分の一だったため、まだ何かが追加されるのは簡単に予想ができたため、まだ答えることはできない。
「あれ?口に何か食わえてる?」
「笛・・・かな?」
人の横顔に開いている口元に何かが描かれている。ソフィアとシェリアの推測通り、笛だと思うけど・・・
ピンポーン
俺たちが不可解な絵に頭を悩ませていると、どこかのチームがボタンを押した音が響き渡る。
『早くも正解を見出だしたチームが現れたようです!!』
「えぇ!?」
「早ッ!!」
「こんなのでわかるの!?」
なぜこんなに下手な絵で・・・しかも完成には程遠いのに一回しかない解答権を使えるのか、理解できない。間違えていたらそこで終わっちゃうのに・・・
『正解!!一位抜けチームが決定しました!!』
「「「「「何!?」」」」」
なんと本当に正解がわかっていたようで、早々に一位抜けチームが決まってしまう。なんでこんなのでわかるわけ!?どんな頭してる集団だよ!!
「ねぇ!!予選ギリギリで抜けちゃうと今のチームと戦わなきゃいけなくなるよ!!」
「ヤバくない!?勝てる気しないんだけど!!」
「早めに抜けないと本当にまずいよね!?」
圧倒的すぎる予選一位チームに動揺が走る。周りも騒がしいけど、何より同じチームの女の子軍団がうるさいため、一度落ち着けないと
「くぁwせdrftgyふじこ」
「落ち着いてシリル!!」
「何言ってるかわからないから!!」
「戻ってきて!!現実世界に!!」
今気付いた。一番動揺していたのは俺だったらしい。少女たちに宥められ、数回大きく深呼吸を繰り返す。
「よし!!落ち着いた」
冷静さを取り戻したところで魔水晶ビジョンに視線を戻す。誰かが解答中には出題者は手を止めているようで、今は左側が描き終わり、中心部分に筆が走り始めていたところだった。
「んん?」
目を凝らして映像に食い付く。なんだろ・・・缶のような円柱に数本の線が引いてあって・・・
「わかる?シリル」
「全然わかんない」
ウェンディが真剣にボードを見つめている俺に期待の眼差しを向けるが、あいにくそれに答えることができない。だってこの絵・・・意味わからないとかいうレベルじゃないんだもん!!もっとちゃんとした絵を描ける人を連れてきてくれてもよかったんじゃないの!?
「・・・」
全くお題がわからず、意見を言い合うことしかできない。そんな中、この大会への出場を真っ先に
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