機動戦艦ナデシコ
1423話
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タはもう十分に確保していたし、そもそも個体としての能力がメギロートよりも圧倒的に低いから、結局バッタの生産プラントは拒否し、最終的に地球との会談という選択をした。
……今考えてみれば、恐らくあの時点で草壁はクリムゾングループを始めとした賊軍との間でこの計画を練っていたんだろうな。
これ程の騒動だ。一朝一夕でどうにか出来る訳がないだろうし。
「正直に言おう。俺達が欲するのはカトンボ、ヤンマ、チューリップの生産プラントだ。それぞれ……そうだな5基ずつくらいは欲しいところだ。バッタの生産プラントもついでに幾つか貰っておきたいところだが」
『そんな!』
木連に生産プラントがどれくらいあるのかというのは、以前基地に侵入した事で既に判明している。
勿論実験艦の生産プラントの類が載っていなかったのを考えれば、全てが判明している訳ではない。
恐らく公には隠されている生産プラントというのも存在しているのだろう。
それこそ、今回みたいに反乱が起きた時の為とかの対処として。
それでも、相当数の生産プラントの位置は把握している。
ちなみにバッタの生産プラントを入れたのは……まぁ、戦闘用の無人機としてのバッタは特に意味がないけど、小さければある程度使えるだろうという思いがあり、同時に整備とかの補助要員としてもある程度使えるかもしれないという思いがあるからだ。
「勿論ただで寄越せとは言わない。内乱が始まったら、俺達が生産プラントを確保する。その中から、俺が言った分だけを報酬として渡して貰いたい。……お前達も、いらないところに戦力を使うよりは、戦力を集中して使った方がいいだろう?」
その言葉に白鳥は少し悩んだが……やがて頷く。
友人を思う心って素晴らしいなと思う一時だった。
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