外伝〜”聖痕”の真実〜
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
もりは一切考えなくて決めたんだと思います………!」
「ま、まさか御身からそのようなお叱りの言葉を受けるとは夢にも思わなくて………!」
そして威圧を纏い、微笑んだエイドスに睨まれた星杯騎士達は大量の冷や汗をかき、慌ててその場で土下座して頭を深く下げた。
「うわあ〜………ケビンさん達にとっては耳が痛い話でしょうね〜。」
「それはそうだよ………よりにもよって崇めていた空の女神自身が空の女神の為に自分達が決めたはずの規則に苦言しているんだから……(というか怒り方がどことなくエステルに似ている………や、やっぱりエステルの先祖だけはあるな……)」
「ア、アハハ………」
「クスクス……」
その様子を見ていたエステルは苦笑し、ヨシュアは疲れた表情で呟き、ミントは表情を引き攣らせて渇いた声で笑い、サティアは微笑んでいた。
「スマンッ!!オレを目覚めさせる為とはいえ、まさかそんな事までしたなんて!!お前だけじゃなく、ルフィナ姉さんにホンマに申し訳ないっ!!」
その時ケビンはリースの目の前ですぐに土下座をして深く頭を下げ
「あのねえ………ケビンさん、そこは謝る所じゃないでしょう!?」
ケビンの行動を見たエステルは呆れた後怒りの表情でケビンを睨んで叫び
「へ……………?」
エステルの叫びを聞いたケビンは呆けた表情で土下座した状態でエステルを見つめ
「リースさんが女性として大切にしていたものをケビンさんを目覚めさせる為とはいえ、そこまでしたんだよ?そしてエイドスさんから”聖痕”の真実も聞いたでしょう?ここまで言えばケビンさんでも、どうしてリースさんがそこまでしたのか、その意味がわかるんじゃないのかな?」
ミントは頬を赤らめて苦笑しながらケビンを見つめて尋ねた。
「あ……………マ、マジなんか、リース…………?」
ミントの話を聞いたケビンは呆けた後信じられない表情でリースを見つめて尋ね
「……………………………」
両手を離して顔を俯かせた状態のリースはわずかに首を縦に振り
「い、いいいいいいい、一体いつから……!?」
首を縦に振ったリースを見たケビンは顔を真っ赤にして混乱しながら尋ね
「……………ずっと前から。初めて会った時はほおっておけないなって思っていたけど………いつの間にか”その気持ち”になっていたの……………いつも姉様ばかり見ていた時、私がどれほど胸が締め付けられ、必死にその様子を見せないようにしていたのかわかる?」
尋ねられたリースは俯いた様子で呟いた後真っ赤にした顔でケビンを睨んだ。
「………………………え、え〜と、その…………………」
リースに睨まれたケビンは固まった後、表情を言い辛そうな表情に
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ