外伝〜世界の光、ブライトの血族〜
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褪めさせていた。
「あ、あの……………さ、さすがに祖母扱いは勘弁してくれませんか?まだ夫との子供すら産んでいないのですし………」
リースの叫びに我に返って立ち直り、立ち上がったエイドスは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせて言い
「じゃあ女神様?」
「それも止めて下さい。私は”人”としての生を夫と歩む事に決めたのですから。――――私の事は普通の”人”として扱ってもらって構いませんよ。」
「わかったわ。よろしくね、エイドス!」
「ええ。(フフ、よかった………私の願いは受け継がれているのですね……ちょっと……いえ、かなり変わった方向性のような気もしますが………ま、まあいいでしょう。)」
そして笑顔で言い、片手を差し出したエステルにエイドスは心の中で冷や汗をかきながら微笑みながら頷いてエステルと握手をし
「貴方達もできるだけ私の事は”神”扱いしないで下さいね?」
ヨシュア達に視線を向けて言った。
「僕やミントはフィーナさん達と既に普通に接した事があるからまだ大丈夫ですけど………」
エイドスの言葉を聞いたヨシュアは苦笑しながらケビンとリースに視線を向け
「う、うーん……貴女を信仰しているオレ達からしたらとんでもなく難しい注文ですな〜………」
「空の女神がそう仰るのなら、努力はしてみます。セサルさんやマーカスさんも難しいとは思いますがお願いしますね。」
ケビンは冷や汗をかいた後溜息を吐き、リースは疲れた表情で答えた後他の星杯騎士達に視線を向けて言い
「ええっ!?」
「無茶言わないで下さいよ……」
リースに視線を向けられた星杯騎士達は表情を引き攣らせたり、疲れた表情で溜息を吐き
「……それなら貴方達が崇める私の命令です。いいですね?」
「う”………」
「……承知しました。(やっぱりエステルさんの先祖だけあって、微妙に天然な所がありますね………)」
そして微笑みながら言ったエイドスの言葉を聞いたケビンは表情を引き攣らせて唸り、リースは疲れた表情で会釈をした。
「あはは……”神”扱いされるのを嫌がっている割にはちゃっかり利用するのね?」
その様子を見て苦笑していたエステルは尋ね
「フフ、こういう時に限っては利用した方がいいと思いましたので。」
尋ねられたエイドスは微笑み
(や、やっぱりこの性格は先祖代々やったんかい………)
(わ、私達のエイドスに持っていたイメージがどんどんと破壊されて行く………)
エステルとエイドスの会話を見ていたケビンとリースは大量の冷や汗をかいて疲れた表情で溜息を吐き
(ハハ……さすがはエステルの先祖だね。)
(お祖父ちゃんも昔はママ達みたいな性格だったの
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