外伝〜世界の光、ブライトの血族〜
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
のヨシュアは『娘を貰いたければ僕に勝つ事だ!』って言ってセリカと戦わなかったの?」
サティアの答えを聞いたヨシュアは苦笑し、エステルは首を傾げた後ある事を思いついて尋ねた。
「いいえ?そんな事はなかったわよ。」
「何よもう〜。ヨシュアったら情けないわね〜。娘の父親は娘を貰う男と戦うのが常識でしょう!!」
サティアの答えを聞いたエステルは呆れた表情でヨシュアを見つめた後真剣な表情で声を上げ
「いやどう考えても100%僕が負けるし、そんな常識聞いた事ないから。」
ヨシュアは疲れた表情で指摘したが
「あ………でも、ヨシュアがお母さんと結婚する時、お祖父さんと戦ったっていう話は聞いた事があるような………」
「え”。」
「うんうん、さすが父さんね!って、その『お母さん』って言う呼び方は止めてって言ったでしょう!?お母さんそっくりの容姿で、しかも子供も産んでいないこの歳でそんな事言われるなんて、凄い違和感を感じるのよ〜!!」
ある事を思い出して呟いたサティアの話を聞いたヨシュアは表情を引き攣らせて大量の冷や汗をかき、エステルは納得した様子で頷いた後すぐにジト目でサティアを見つめて指摘し、声を上げた。
「フフ、つい癖で呼んでしまったわ。ごめんね、エステル。……そういえば………結婚で思い出したけどミント姉さんが結婚する男性にはエステルとヨシュア、それとお祖父さんが一人ずつ順番で相手をしていたわ。」
「わあ―――――――――ッ!サティアさん、ストップ、ストップ!ミントがいつ結婚したとか、ミントの旦那さんが誰かとか絶対言わないでっ!!ミントも未来のミントも自分の未来をサティアさんに聞かないようにしているんだから〜!」
さらにサティアが呟いた言葉を聞いたミントは慌てた様子で叫んだ後必死の表情でサティアを見つめて言い
「へえ………?一体誰がいつ、ミントと結婚するのか気になるね………」
「全くよ!一体どこの馬の骨が何年後にあたし達の可愛いくて純真なミントを奪うのよ!?」
一方ヨシュアは全身に膨大な殺気を纏って笑顔になり、エステルは怒りの表情で頷いて叫んだ。
「ア、アハハ………」
二人の様子を見たミントは苦笑し
「ていうかエステルちゃんとヨシュア君に加えて”剣聖”と一人で戦うって………」
「ご愁傷様としか言いようがない。むしろ一対一であの3人と戦って認められるなんて一体どんな男性なのか凄く気になってきた。」
ケビンは大量の冷や汗をかき、リースは目を伏せて呟いた後興味深そうな表情をし
「フフ……………そういえばそうだったわね。(きっと幼い頃からミント姉さんに恋焦がれていた自分達の弟――――アドル叔父さんがミント姉さんの結婚相手だと知ったら驚くでしょう
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ