暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第131話
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
時を経て世界中の人々の”悪意”に侵され………やがて”人”の姿に形どり、自らの意志に目覚めた存在です。」

「なっ………!?」

「オイオイオイ……!つーことは”盟主”とやらの正体は………!」

「簡単に言えば”空の女神(エイドス)”が世界に残した”力”でそれが”墜ちた”………言いかえれば墜ちた”空の女神(エイドス)”という事だね?」

リアンヌの答えを話を聞いたロイドは驚き、ランディは表情を厳しくし、ワジは真剣な表情で尋ね

「―――その通りです。」

リアンヌは静かな口調で答えた。

「なんてこと………」

「……ま、ありえない話ではないわね。」

「………………………」

リアンヌの答えを聞いたエリィは表情を青褪めさせ、カーリアンは重々しい様子を纏って呟き、ティオは黙り込み

「なるほどね………”墜ちた”とはいえ”空の女神(エイドス)”でもあるから慈悲は僅かに残っていて、絶望や闇に囚われた人々―――例えば”蛇の使徒”や”執行者”みたいな連中を”救う為”に自らの勢力に勧誘して、”教団”みたいな連中を殲滅したりするってワケだ?(まいったな………教会に報告したら大混乱に陥るのは間違いないから、報告しない方がいいかもしれないな………)」

「……ええ。」

そして溜息を吐いた後尋ねたワジの質問にリアンヌは頷いた後、片手をかざし、そして光に包まれた。

「あ………」

「い、一体どこに行くんですか、シルフィアさん……?」

光に包まれたリアンヌを見たロイドは呆け、ティオは戸惑いの表情で尋ね

「―――”アリアンロード”の役目が終わり………”リアンヌ・ルーハンス・サンドロット”となった私はリウイ陛下達の元に行き………陛下達に事情を話して陛下達と共に”盟主”を討ちに行きます。陛下達を害する者は何者であろうと許しはしません。」

「ええっ!?」

リアンヌの答えを聞いたエリィは驚き

「―――それでは、さらばです。運命を前に貴方達が”答え”を出せること……遠き地で祈っていますよ。」

リアンヌはロイド達に微笑んだ後転移の光と共に消えた!
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ