第131話
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……いえ、”リアンヌ・サンドロット”がどうして”結社”に入った理由とか知っているのですか?」
「エリィ?」
「………………………」
その時考え込んでいたエリィはリアンヌに尋ね、エリィの質問にロイドは不思議そうな表情をし、ワジは真剣な表情でリアンヌを見つめた。
「………端的に言えば忠誠を捧げていた”主”が自分の存在を危ぶみ、抹殺しようとし………その事に絶望を感じたリアンヌは”盟主”と出会い、”盟主”の目的を知り……賛同して”結社”に入ったのです。」
「…………え……………」
リアンヌの答えを聞いたエリィは呆けた表情をした。
「……………貴女がメンフィルに降るというのならこっちにとっても都合がいい………僕からも聞きたい事がある。”盟主”の正体……そして”身喰らう蛇”は最終的に何をしようとしているんだい?」
その時ワジは真剣な表情で尋ね
「あ………!」
「最高幹部なら当然知っていそうだな?」
「しかも”結社”を裏切るのですし………」
「教えてもらってもいいですか、シルフィアさん。」
ワジの質問を聞いたロイドは目を見開き、ランディは口元に笑みを浮かべ、リーシャとティオは真剣な表情でリアンヌを見つめた。
「―――いいでしょう。まず”身喰らう蛇”の最終目的ですが………ゼムリア大陸内の全ての”盟約”を解いてそれぞれの”盟約”に縛られた人々に試練や運命を与え………”七の至宝(セプト=テリオン)”に秘められる力を全て集め………それらを集束し、新たな”至宝”を創り………その力で”盟約”より解放され、”答え”を出した人々意外を全て消し去り………”答え”を出した人々と共に新たな世界を創る事です。」
「なっ!?そ、それって………!」
「………言いかえれば選ばれた人々による世界創世ね………」
「…………………………」
リアンヌの話を聞いたロイドは驚き、エリィは厳しい表情で呟き、ワジは真剣な表情で黙り込み
「まるで”神”のような傲慢な考えよねえ?もしかして”盟主”の正体は”空の女神”に関係しているとか?」
カーリアンは不敵な笑みを浮かべて尋ねた。
「………………………」
リアンヌは目を伏せて黙り込み
「え………そこで否定せず黙るという事はまさか……!?」
リアンヌの様子を見たリーシャは信じられない表情をし
「シ、シルフィアさん?さすがに”空の女神”ではないですよね?だって空の女神は…………」
ティオは戸惑った表情で尋ねた。
「――――”盟主”の正体………それは”空の女神”が天に召される時に地上に住む人々がいつか”救いの神”を求めた時の為に残した”核”であり、その”核”が長い
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